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言葉でなくて通じるもの、の強さも勝因か?・・・♫

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2022/07/23 20:41

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共感、そして懐の深さ、価値観の一致点を持つこと。




夏の思い出、と言うほど、印象に残った、れいわ新選組の参議院選挙でした。それが冒頭のお写真、ピンクの「れいわ」の提灯。その他、吹奏楽部とチアリーダーの甲子園、ノスタルジックな「れいわの夏」だったのでした。これは、一方的な演説だけでは得られない双方向の効果が得られたものだったと思います。




↑湘南イマジン盆踊り部。美しい女性が花魁のように髪を飾って、三味線を弾来ながら民謡を歌う、演奏にはエレキギターやドラムが加わっている、そんな盆踊り部。なかなかよかったですー。



10月の衆院選からまだ半年、3名で当選したものの、山本太郎さんは、なかなか前に出て来ず、記者会見でも顔色も優れなかったので、7月の参院選で盛り上がりを作るのは確かに、苦しいような予感もしていました。



しかしながら、今回、3回目の国政選挙について、得票数を減らすことなく、僅かに票数を上昇させた「れいわ新選組」。着実さに、一過性のものではなくなった様子が見て取れます。



代表が衆議院を辞任する際に目標を述べた時の目標だった、参議院三議席増、予算委員会での質疑権と、本会議においての代表演説権を手にすることが出来ました。もちろん、総勢8名となり、政党助成金も大きく金額が伸びました。



 本当に、3年でねえ?すごいな、おめでとうございます。




当選は、皆さんご存知の様に、

山本太郎代表が、東京選挙区に於いて6位で当選

比例特定枠一位、重度障害者で社会福祉研究者の天畠大輔氏、

最後に夜中の1時過ぎに、水道橋博士の比例当選が決まりました。





↑疲労のあまり、やっと笑う代表。この後、2時半に会場をほっぽり出され、飯田橋のラーメン屋で始発まで時間つぶし。南北線を乗り越して麻布十番で目覚めるが、間も無く記者会見の始まる参政党の事務所を尋ねる元気はなかった。



立憲民主党を除名処分となった後、山本太郎代表に拾われた高井幹事長や、郷原信雄弁護士が期待を寄せていた元民主党の大島九州男氏、れいわの経済政策を作った元緑の党共同代表の長谷川ういこ氏など、党の大黒柱たる重要な人材は、残念ながら、軒並み落選となりました。しかし、彼らの活躍が全部あっての、この参議席なのです。本当にお疲れ様でした。



彼等は今後も、れいわ新選組の、幹事長、組織形成、政策及び知識頒布などの役職に留まる事になりました。




↑積極財政をれいわの脱原発ニューディール政策に落とし込んだ長谷川ういこ氏。緑の党グリーンズジャパンでは、共同代表を勤めた経験もある。お連れ合いは研究者であり、才媛。今後はれいわ政治塾の塾長となる予定。



各候補の素晴らしい人間性や、ボランティアの皆さんの、どこよりも熱のある超人的な働きで、今回もれいわ新選組は上昇したと思うのですが、もっと負けてもおかしくなかったと思うのです。SNS隊や、映像部隊などの後押しも素晴らしかったと思いますが、今回私が伝えたいのは、地上戦の方です。



今回のギリギリの勝因に、


 世間一般に響いた、言葉にならないメッセージ、


というものがあったように思います。


土曜日は「れいわ甲子園」吹奏楽とチアリーダーの”適度な隙間ある”青春の香り。校舎や校庭まで脳裏をよぎります。



個人的には、自分たちが、周囲の大人に守られて幸せに過ごして来た日々を思い出したりしますね。子供さんを育てた方は、また違った郷愁があるんでしょうね。とにかく、優しい気持ちにさせてくれたことは、確かですねえ。



彼らの応援を得て出演者が登壇していきます。選手の呼び出しのようにアナウンスされて登壇した出演者は、更に候補者の応援演説をします。



そして候補者達が登壇・・・・「此処までだよ!」と、バスローブを脱がなかった中学生以来のメロリンQ。会場は一気に悪戯小僧の産む、フラットな笑いの渦へ。バスローブを取るのは総理大臣になった時だとか。結構楽しそうでした。



今回は、2年前から準備をしていた参政党なる、ナショナリズム新党が急成長、現在の自由民主党だけでなく、れいわ新選組や立憲民主党をも存在を脅かしていくことが考えられました。



一方、街宣運動における目新しさを取られた「れいわ新選組」は、外部の社会的集団には細やかにデマと醜聞を仕込まれ、足元のボランティアや支援者を分断され、期待値が大きかっただけに見返りのないことに離れていく仲間が居たり、そんな痛みを見る人々に疑念を持たれたり、



 条件なき熱狂の後の、ちょっとした曲がり角に来ていたのでした。



しかし、代表自身が突然、議員辞職をして話題性を呼び、落選していた櫛渕万里を衆議院議員に引き上げるという、あっと驚くウルトラCをやってみせたことは大いに話題を呼びました。この記者会見は、山本太郎が政治家に転身してから最大の、80人ほどの記者数を集めましたからね。。。。



でも、このことはもしかしたら、風雲児の自分が選挙の候補者に加わることで、れいわのボランティア選挙を、熱っぽく、強く盛り上げる目的も、あったのではないでしょうか。



しかし、どちらにせよ、もちろんこれは、大きな賭けでもありました。



山本太郎代表は全国での街宣で感触を見た後、結局、よだかれんを比例に替えて、自分が東京選挙区で出馬することに。最大の宣伝マン、山本代表は自分の選挙区に張り付くのですから、各地を応援演説して回ることができなくなりました。



しかし幸運なことに突然、水道橋博士が”維新による自分へのスラップ訴訟の広報”と、いう目的も兼ね、れいわ新選組の選挙に加わることになったのです。



博士は比例候補だったので、全国の盆ダンスパーティを盛り上げてくれる役割を担いました。



藤井聡氏や田原総一朗氏と積極財政に関する対談を行って来た水道橋博士は、その心を完全に理解しており、後半、れいわは消費税の「廃止」の力強さで、世論を牽引しました。



中央世論に媚びず、徹底して試算をした上で、実現可能、というか、実現した方が給料も税収も増えると言う、参議院の試算結果に基づいた政策です。大胆な財政出動は、世界の潮流でもあります。岸田総理、米国でバイデンに倣うべく、勉強して来てくれるといいですね。



私はSNSにて、「れいわの選挙は、休みの日に遊べる選挙フェス、ライブあり、お笑いあり♫」などと書いていたのですが、「すべての武器を楽器へ」の旗を掲げて選挙フェスを重ねてきた、岡田哲扶秘書の手にかかったら、選挙は間違いなく、楽しい人溜まりになります。


さて、この後ですが


これまでも山本太郎選挙フェスでは演芸や演奏がなされて来ました。木内みどりさんの司会も懐かしいですね。



↑毎回の選挙で、演奏に入ってくださるのがこの人。脱原発派、社会派オリジナルソングを歌う、佐藤タイジさん。



今年初めて、大掛かりなテーマ、甲子園と盆踊りを加えました。このアイデアは二つとも山本太郎代表の発案だったそうなのです。



▲秋葉原での、第一回、日曜日、盆ダンスパーティー。候補者たちが、浴衣を着て、櫓の上から思いを語った。





↑第一回目、フラッシュモブの様な、千葉の創作ダンスの集団が現れて、目を疑う様な光景が繰り広げられた。




まずは、提灯、浴衣、櫓、お囃子、盆踊り。コロナ禍の後だからかな?

どれも私たち日本人の心にとって、とても大切であったことを知りました。




私達日本人が伝統的に、弱い人を含む他人への心配りとして「緩い繋がり」「無理のない動作」「老若男女の一緒に集える場所」としての、地域の優しい夕方のお祭りと盆踊りを設定したことに、私達は今更ながら気がつきました。


排除の精神がどこにも見られないのです


民族的ノスタルジーもさながら、私達が再検証しようとしている、「公共」と言うものの、根底に流れているべき、大切な普遍的価値観を見つけたのです。





ダンスの楽しさは、相手を知るための材料が、その人の手足首の仕草によく見えることにもあるんですよね。昔の男女は、此処で相手の顔だけではなく、その踊りの仕草や素振りを見て、一目惚れをしたのでしょう(*^_^*)




しかし、今更ながら、我々、民族衣装、似合いますね。

出演者の皆さん、みんな素敵でしたよ。そして流石に、

もともと役者さんである山本太郎さんの、浴衣の着流しや踊りは綺麗でした。



田楽を自給自足するという、この鎌倉のイマジンというグループ、

自然と調和し、和を尊んで助け合って生きてきた日本人、と言うものを思い出させてくれました。素敵な時間をどうもありがとうございました。



▲ 第二回目、日曜日、盆ダンスパーティー。鎌倉から来た田楽チームが演奏、歌、踊りのリードと全てを彩ってくれた。



これらの週末イベント、おそらく多くの人の胸に、

夏のノスタルジーとして大きな波紋を広げたんですね。


政治が、自分たちを疎外しない、っていう姿勢を

れいわ新選組は、こうやって、伝えたんです。


政治とは大企業の商売を守るより以前に、

こういった素朴な人々の営みを守ることなんだと。



SNSの中も、感激の声で大絶賛が渦巻いていました。ポワッと温かいものが胸の中に生まれて、切なくなりました。この、「言葉にならないもの」「自分の胸の中から引き出されるもの」による”余韻”について考えました。



なんとか言葉にできるだろうか?







それぞれが自分の過去、昔の日本に向かって、

「取り戻したい日本の姿が、本当はどこにあるのか」

無意識に問いかけたような、時間だったのかもしれません。



日本は戦後、頭の良い官僚の編んだ国思いの政治により力強く復興、当時の官僚は、外国にスポイルされたり、騙されたりしませんでしたよ。


戦後の市井の人々は地域で助け合うことを当たり前にやってきたし、貧しくても家庭を持って頑張って働いて、地域で子供の面倒を見てきたし、商売は三方良しほど、長続きできると知っていたし、それらの考え方はいったい、どこへ。




れいわ新選組の人達は、積極財政をして、普通の人が外国勢力や政府に殺されそうになる現状から、国民全体を救いたいと思っています。


しかし、
社会保険料がまともに減額され、消費税が廃止され、自由貿易協定に関わらず、水、種、医薬品の問題が一掃され、生存権が担保されるように正常化したならば、次に、私達は、心の復興もやらなくてはいけないんだな、と思いました。



そもそも山本太郎さんのツッコミが体幹に響いたからこそ、政治のことを探って行こうと思ったワタクシ。前回の参議院議員時代に、傍聴に何度も出かけたり、国会前で仲間を作ったりして、徐々に市民記者への道のりを歩み始めました。



原発事故が先か、山本太郎が先か?鶏が先か、卵が先か?とにかく、音楽をやっている間は、悪化する社会のことなんて諦めて自分との間にバリアを張っていましたが、そんな私に政治への理解をもたらした方として、やはりどこか、自分にとって「ボス」のような気がいたします。




三宅洋平選挙の時、山本太郎さんとエレベーターで一緒になると、お喋りの品の良さに対称的な、火山のマグマを思わせる人で、エネルギーが出口を求めて暴れている感じがして、一種の怪物なんだろうな、と考えましたが、そういったご自分の怒りや衝動を、すべて社会をよくすることに振り向けようとする理性の強さにも感服しています。



どんどん、謙虚で確実な言葉繰りになっていきます。一回の大レースに渾身で取り組むことで、毎回、人間的にも、大きく成長されます。そして、今まで砂に水が染み込むように消えてしまっていた努力の種が、そろそろしっかりとした信用と評価となって返ってくるようになって来たのかなと。



「ああ、山本太郎の言っていたことは本当だった」

「国会に居なかったのに、たくさんの結果を出している。」

「積極財政においては安倍晋三の態度まで変えおった。」

「消費税減税が、野党共通の政策に成長した」



今回、動画での応援に、自治体議員の多くが応じたのも、大変、実質的なことでした。今後の広がりには期待できますね






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