国会を開いてください。憲法53条に則り、主な野党が各議長へ要求
この日、注目を集めるだけ集めるべき、重要な野党合同アクション、
「国会議員の4分の1を持って、国会を開く要請を野党合同で行う」
この、一連の取材をする事ができました。
■8月18日(木)
10:15 院内(3F)常任委員長室
野党国会対策委員長会談 終了後 共同記者会見
出席者
立憲民主党/馬淵澄夫国会対策委員長
国民民主党/古川元久国会対策委員長
日本共産党/塩川鉄也国会対策委員長代理
れいわ新選組/たがや亮国会対策委員長
有志の会/福島伸享議員
社会民主党/欠席(ですが参加)
こちらで憲法に基づいた国会召集要求を議長を通じて、岸田総理に要望書を送る決議を行い、決議の後、記者達を部屋の中に招き入れて会見を行い、3名の記者からの質問に答えました。
なんて美しい部屋‼️ 院内(3F)常任委員長室です。
国会の建築、仕上げはアート系の方々のボランティアだったそうです。戦後の国民の、平和への強い願いが込められた建築です。建築には、人の心に作用する力があります。
私は雑貨屋さんを何軒か勤めて悟ったけど、物質にも精は宿っています。素粒子にも、認識や意識、つまり存在する心が有るのは当たり前の事。建物が人々の願いや歴史を記憶するのも当たり前の事です。物と人とは、相互に影響しあって生きているのですよ。。。
今回、私は運良く入れましたが、警備員がビジターパスの人間は通常、押し戻します。私は三階の事務室を行き先としていましたが、委員長室という設定は出来ないのですね。つまり、実質、安全面から、普段入れるのはほぼ、マスコミの記者クラブの方だけのようです。
後で退出時に話し合ってみると、政党事務室の許可があったので、問題はなかったという事でした。
国会記者クラブは、なにか学校の職員室の様なところであると、お見かけしました。彼らは地下の通路を使って、議員会館との間を行き来しています。
国会を夏いっぱい開かせよう!これは、7月中からずっと言われていた事ですが、8月3日からの3日間でしかも審議なし、で閉幕する事を許してしまいました。
そして国会を閉じた途端に、新組閣が行われ、秋の臨時国会は、モゴモゴしながら、このままだと10月開催かと囁かれています。
7月末、立憲民主党は、「閉会中審査を条件とする」という交渉を予算委員会の理事懇談会で行なって、本会議ではこの決議に賛成してしまったのですが、
そう言った与野党の水面下交渉は国民には見えませんから、新聞でこの結果を見た国民は「落胆」する訳ですね。
「立憲民主党は一体、何を賛成しているのか!?」
一部の支持者から批判が上がっていました。これは努力しているのに報われない立憲さんの「見え方」の問題であると判断し、私もあえてTwitterで、「これではカッコ悪いよね」と発言しておきました。
こういうわかりやすい、国民の意見表明、感じ方の表明は、政党の方にとってエンジンとなります。ぜひぜひ、積極にどうぞ♪
代表記者会見の折、クミチャンネルは、泉代表の「国会開きっぱなし」を全面的に肯定しながら、災害等で苦しむ各地の国民、作物を一瞬にして失った農家の方々のためにも、国会をしっかり稼働させていただきたい旨、お願いしたところです。
観察していると、立憲民主党の代表記者会見は、確かに与党、内閣閣僚にしっかりと見られているので、影響としては大きいと言えます。
ですので、記者さんは国民を代表するつもりで質問をしていただきたいと、強く願います。
美しい部屋で記者会見を行った後、この各党代表の方々は、署名書類を議長と副議長に提出に向かいました。場所など聞いていない私は、右往左往。しかし、ビジターパスだと、廊下をウロチョロする事自体、注意されてしまいます。
10:45 衆議院本館(2F)議長室
憲法第53条に基づく「臨時国会召集要求書」を衆議院議長に提出
勿論、中には入れませんでしたが、立憲さんが後から、映像を公開してくれましたので下記にリンクいたしますね。
サムネイルは、先だって議長不信任案を受けて揺さぶられた細田議長が中央です。確か、細田議長は、統一教会にも関係していますので、色々と糾弾されていますよね。。。。
多分、こんな時は、不信任案で追い詰めた「揺さぶり」が有利に働きますかね?どうなんでしょう?
そして、立憲民主党からの衆議院副議長、の海江田さんがいらっしゃいます。お優しい知識人で、以前、民主党代表を務めました。当時も若々しく、脚が長く(笑)、艶やかな党代表でした。支持者をトコトン、大事にしていらっしゃる。自惚れなど微塵も感じられない方で、漢文がお好きな方。知性、知識人たる佇まいの方です。
さあ、この、野党の面々が揃った様子は感動的ですね。
立候補中に取材して、記事を書かせていただいた「たがや亮」議員も、長い道のりを経て、確実にスピーディーで妥当なお仕事を進めていらっしゃいますが、潜水艦だけではなく、時にはこの様な晴れやかな場所にも。胸を張り、ここまで来たぞ、の表情も見えます。
ですが、ポーズで終わるのは悔しいでしょう。れいわは国民運動を主導し、結果を出してナンボの笑顔を見せてくれる事を願います。
=====================
提出後(10:50メド) 衆議院本館(2F)第4控室
馬淵澄夫国会対策委員長 ぶら下がり会見
いつも、ぶら下がり会見はYoutube でもライブ公開されています。記者さんは現場に行けなくても、このチャンネルで内容を確認できる様になっています。フリーランスの方にとっても同様です。ありがたいですね。
馬淵澄夫国対委員長は、今回のアクションについて理由を以下のように示しました。
・災害、コロナ対応など、緊急事態について話し合うべきである事
・安倍元総理の国葬について、勝手に閣議決定されてしまったため、せめて予算等の説明がなされるべきであるし、もっと言えば、世論を反映させて是非も問うべきであるスケジュールである事。
・統一教会という、社会的に問題のある宗教団体との癒着、外国の利益に寄与する政治なされ、税金予算が配分されている疑いに対して、野党に質問させるべきである事
・国会閉幕後に、改造人事で新組閣をしたのは野党にとって騙し打ちの様なもの。早急に所信表明を行わせ、国会議員からこれを質す機会を早急に設けるべき事。
と言った理由で、国会で話し合いをすべき、岸田総理に、早急に開催させましょうとし、開会は4ヶ月は期間を取る事、を要求したそうです。維新の会は、『憲法第53条に基づいた開会要求をしよう』という誘いの段階で、共同行動を辞退したとのことでした。
さあ、こんな非常時の最中、餅代を持って田舎に戻っている自民党議員。それも大切なお仕事でしょうよ、だけど、与党だけで何もかも勝手に決めて進めることも言い訳として妥当ではないし、
国会が何の為にあるのかと言えば、主権者という最高権力を持って、行政が何をやっているのか、つまびらかに開示させること、主権者の意に添わなければ、軌道修正させることでしょう。
岸田総理が、国会を開かず、9月になると思われていた組閣を前倒しにした真意は、別に有ると言われています。
再起の体制が整わないうちに、清和会を弱体化させる事ですね。どこもお家騒動と権力闘争は半身かけて行うこと。この事に関しては、岸田総理と宏池会は、これに関しては相当シビアな人事を行ったとのこと。この情報は、鮫島タイムズが詳しいです。
参考 https://youtu.be/r6YywyQPFMo
参考 https://youtu.be/2bKt9Oi7Sgs
↑ぶらさがり会見は、このような風景で行われています。
院内のぶら下がりに参加したい場合、フリーランスのライターの方などは、以下の様にトライすると良いでしょう。
1、全く初めての方は、前日〜に、報道部に繋いでもらい、ぶら下がり会見への参加を申し出ておくと良いでしょう。
2、時間より30-15分前に国会の面会所(傍聴受付の場所)に出向きます。
3、身分証や名刺を準備、事前連絡している事を告げ、所定の用紙を記入して、政党事務室に許可を得て貰います。
4、セキュリティチェック、体温測定などを経て入場します。
5、ビジターパスは限定的な利用が条件になります。行き先として届けた部屋にしか行けません。食堂などに寄ってもNGになります。用事が終わったら速やかに退出します。
今回は、3階の会議室に向かう為に、政党事務室で「どうぞ」と、許可を得てから常任幹事長室に向かっていますが、そうでないと警備員に咎められます。(行き先はあくまでも事務室という建前になっているので)。というか、私は散々、咎められた上、最後に面会所でも念を押されたので、
「政党の方がフルオープンですので3階の会議室へどうぞ、と言ってくださったのですが」
と言ったら
「それは失礼しました。政党の許可でしたら。」
と免責して貰えたんですね。
私はデスペラード・シャラポワなので、多少警備員に怒られたり詰め寄られても、落ち込んだりしませんが、(裁判所はもっと怖い)
そういったことが面倒な方は、議員会館内か、この定例の控室のぶら下がりのみにした方が無難です。
やはり質問はあくまでも自己顕示は控えて、他の記者の方にも役立つ、喜んでもらえる質問を手際よくできる方に限りますかね?
しかし、参加して写真を撮るだけでも担当議員に名刺を渡して顔見知りになれることで、後にzoom或いは電話インタビューなども、やりやすくなるかもしれません。
レッツ・トライ。