ゲノム編集食品に検査と表示の道を!!(従来より退化する食品表示)6/15続き

LUSH! クミチャンネル NEWS & INTERVIEW

2021/06/21 23:18

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なぜ、食の安全は、年々脅かされるようになってきているのか?なぜ、日本という国家は、発展する国際通念と逆方向に、時代を退化させようとするのでしょうか?嘆かわしい限りです。


まず、前回も専門家として講話をされていた天笠啓祐氏。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%AC%A0%E5%95%93%E7%A5%90


前週は前日はワクチンの解説で引っ張りだこの方。環境系のフリージャーナリストで、書籍の数がすごいw。遺伝子工学、遺伝子組換えなどが専門分野だそうでございます。


悪化する食品表示の昨今を、簡潔な言葉でまとめてきてくださいました。


◉国際汎用添加物についいて、相次いで承認が進んでいるじゃないですか。

◉物質名表示がほとんどなくなってきているじゃないですか。

◉多くが表示免除されたり、一括表示などで簡略化されすぎているじゃないですか。


やっぱりねえ。。。これ、自由貿易協定で、非関税障壁をなくす作業でござーますね。沢山の輸入品を混ぜていく予定、という事で、彼らに不都合な事を控えているのです。


犠牲、と言う言葉が浮かんできます。


アメリカで意識が高まり、遺伝子組み換えが消費されなくなったものを、無理やり税金で引き受けさせられるという話はよく聞きますね。そういう面もありそうですね。


さて、細部へ参ります。


◉農薬汚染が激化している。

残留基準値を国はいつの間にか大幅に緩和されており、これは米国から押し付けられる小麦、とうもろこし、大豆などの輸入品などに、非関税障壁を廃して対応する為です。また、これが畜産の飼料に使われると、肉やミルクにも農薬の影響は出てくるので、そこまで意識する消費者は少なく、被害は深刻です。


自由貿易による力づくの輸入を想定して、農薬規制の数値がどんどん緩められているからです。私達の体内汚染は急激に進んでおり、注意が必要です。


◉アンビリーバボーな「ポストハーベスト」

収穫後の天日干しを省略するために、アメリカの大規模農場で枯葉剤を使用したポストハーベスト被害は特に著しく、最近の被害が激化する背景となっています。(上記の映画でも説明があります。) 輸入原材料仕様の食品には、かなりラウンドアップ:グリホサートの混入があるようです。自閉症のお子様には、毛髪検査をお勧めします。


アメリカのママさん、ゼン・ハニーカットさんのお子さんのお話を聞くところでは、農薬被害は本当に恐ろしく、腸の健康、血液、脳神経の健康を損なう原因となっています。腸に穴が開く、腸内の善玉菌が死滅する、等です。自閉症だけでなく躁鬱、気が狂ったような動作、など。お子さんが悪いわけではないのです。


まるで今、モンサントがナチスのあった国ドイツのバイエルン、というやはり拷問用の殺傷ガスなどを作っていた会社に買収されていることが空恐ろしく感じます。つまりは、もしかしたら人工削減のために確信犯的に行なっているのではないかと。


今回の殺人ワクチンの話など聞くと、なるほどそうかも、と思いますが。

そして気になっていたところ


◉ある今の原料原産地表示ではほとんど生産地がわからない

原産地表示はきちんとして欲しいですね。先生の周りでも、2/3の人々からグリサホートが検出されました。大豆や小麦粉は、国産を食べているつもりです。。が、食品を選んでおる積もりでもダメなのですね。米国の穀物を飼料にしている畜産の肉からも流れてきますしね。


ご参考までに、畜産物では粉ミルクでは明治が最高値、小麦粉では日清の全粒粉、が最もグリサホートの数値が高かったとのこと。すると日清製粉の原料を使ったパンや饂飩、ケーキや菓子、様々な小麦粉製品に影響が出ているはずです。そこで消費者達は電話抗戦に出たそうです。「オーガニックのものを作ってください」と。


◉大半の遺伝子組み換え原料や、同添加物は現状、表示されていない!

私は自然食料品店でも、スーパーマーケットでもペンジュラムで買うものを決めています。それほど、無農薬やオーガニックという言葉は当てにならないと教わってきました。実際、自閉症の子供のお母さんが効果が出て来ないので調べたことがあったそうです。


遺伝子組み換えについては、生産者も種や苗の実情を把握できないところがあり、調査と検査と表示が必要です。ちなみにバイエルンは山田先生に、「日本の種の99%以上はもう、うちの種を売らせてもらっている」と言っているんですね。


政府の今後の方針が、「オーガニック生産拡大」と言いながら、「ゲノム編集の新商品にて農薬散布不要」と考えていることがわかり、露骨にバランスの悪い検討会が控えているとのことです。ああああ、あの原爆と同じもの!絶望的じゃないですか!!


◉ゲノム編集食品は、表示もされず、選択もできない

安全性に不安のある食品が、次々と食卓へ運ばれている。ゲノム編集トマトが流通しているとのことだが、昔ながらの酸っぱいトマトが美味しくて堪らないのは気のせいか。リコピンが高いと言われても信用できない。甘ければいいと言うものでもない。


例えばサケを人の生産性の都合で巨大化したものがだいぶ輸入されているとのことで、私は今、盛んに出回っているサーモンの寿司、刺身などは一切買わないようにしている。昔、ほんの時折、頂き物で食べたスモークサーモンは美味しかったものだが、安くなったからと言って、そうまでして食べたいとは思わない。


◉さらに分かりにくくする気ですか?表示制度

・食品添加物表示の「無添加」と「不使用」表示の規制、が検討されているとのこと。これは今までの生協さんらの努力を水の泡にしてしまう、れっきとした国際ビジネス界(○○商事!)からの陰謀であります(非関税障壁?人類の退化ですね)


・遺伝子組み換え表示は、混入率0%の設定が検討されている。純粋に混入を避けると「不使用」という表示を排斥する。すると生産者が商品を揃える事は大変難しくなり、努力を続ける人達が減ってしまうのだそうです。生産者を圧迫する加減というのは、現場の声を聞いていない証拠です。


◉ゲノム編集食品には、今のところ表示がない。

どこのDNAを壊したか(切ったか)という簡素な表示を出せと天笠さん。この形式は簡易で、ユポフ条約からも奨励されています。種の生産者には、正直に消費者との関係を作ってもらわないと困る。お母さんたちは子供の命を守るのに必死なんです。


①切断箇所の情報開示、(簡易であり、UPOV会議も提起している)

②全ゲノム公開(検査可能)だけど、厚労省の人は長すぎてムリと言う。

③未公開の場合は、ゲノム分析で対照比較(かなり大変だが検査可能)

厚生労働省の言い訳を許さぬ事実、米国の技術で検査はすでに可能であるとのことです。


◉食物に於けるトレーサビリティ!という概念を広める

▼トレーサビリティとは?

https://www.keyence.co.jp/ss/products/marker/traceability/basic_about.jsp

野菜の表示のQRコードにスマホをかざせば、トレーサビリティが全てわかる世の中にしてほしい。生産者から消費までの過程を明らかにするトレーサビリティの確保が可能な世の中にすべき。野菜や穀物の栽培については遺伝子組み換えもゲノム編集も、種子の著作権を持つ会社から始まらなくてはならないようだ。


◉種苗にも遺伝子組み換えとゲノム編集表示必要

家族のために作る家庭菜園にも影響が出ており、タネや苗にも、表示が必要である。家族のために無農薬にても、オーガニックのつもりが遺伝子組換えやネオニコチノイド、mRNA農薬、であると、家族のための栽培でも治癒効果が出ない。


種苗法59条には、種子に表示しなければならない事項が次のように既に規定されているので、運用に徹底させる努力が必要だとのこと。

↑コレが皆に伝わればいいなと思うのですが。


①種苗業者の名称および住所、②種類および品種、③生産地、④採種の年月日、有効期間、発芽率、⑤数量、⑥使用農薬の履歴


天笠さんと参加の市民は、⑥の法令に農薬使用履歴だけではなく、「遺伝子組換えと遺伝子操作の履歴表示をいれるよう」今回、求めています。


なるほど!!そうあって欲しいですね!!


◉発明者、編集者に届け出の義務を課さないのは何故?

ゲノム編集食品に表示をするためには、発明者に届出の義務化が必要であるが、厚労省は問題は「アメリカ産などの海外の食物において困難である(この先、輸入を強要される穀類や肉、野菜について)と回答しており、ほとんどの規制緩和が、自由貿易の弊害によるものだとわかる、という訳なんです。


トコトン!そうなんです。だから山田先生達が、意見訴訟をして下さったのに。大真面目に捉えて、先生達の警告を、よくよく理解するはずだったんです。政治家も、マスコミ各紙も。


◉ちなみにヨーロッパはどうだったか。

2018年欧州司法裁判所が下した判断に基づき、予防原則に基づけば、【ゲノム編集食物は、遺伝子組み換え作物・飼料と同等に扱う】ことができるようになっているとのこと。初耳だが、早々に結果が出せていて相変わらず欧州議会の動きは素晴らしいですね。


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◉ゲノム編集とグリサホート有害化学物質にNO!を言うために

天笠先生の後は、27団体を擁する「北海道食といのちの会」の方が、生産者側の強い懸念を伝え、道民がどの程度、遺伝子組換え食物やゲノム編集食物を不安がっているかを明らかにしました。結成後すぐにゲノム編集トマト開発配布企業に『緊急抗議・申入書』を送付したのだった。


1)厳格な安全性審査と環境影響評価がないまま、種苗を配布するべからず、中止と回収を早急に行うよう求める

2)全配布先に、「食べず、環境放出せず、交配交雑させない」ように伝達するよう求める

3)  客観的な審査・評価・表示のない種苗・製品の配布と販売の中止を求める


道民への危機感喚起のための呼びかけをも行われたそうです。

1)  種苗を受け取った方は、環境(外気)へ放出しないこと

2)  交配交雑を防ぐよう努め、一台限り償却処分が望ましい

3)  食べてみたい場合は、一切の厳格な審査、検査がないことを覚悟して下さい


実に道民の多く(半数以上)が遺伝子組換えとゲノム編集植物に不安を抱えており、ゲノム編集食物につては議論の跡さえないので「わからない」が20%にもなる。情報が少なすぎる。拙速すぎるし、野心に駆られた人達の表情が恐ろしい。


誠実な生産者は、遺伝子組み換え作物の交雑交配で、食品汚染が際限なく広がっていくことを酷く恐れています。ゲノム編集は、ヨーロッパでは遺伝子組み換えに分類されます。その考え方は正しいですから、それを将来の日本に当て嵌めますと、とても消費者の前で「オーガニック」とは言えなくなるからです。ブランド落ちしてしまいます。


◉2つの食品会社から、悩みを進言。

太子食品工業、と、石井食品から、われわれは食品添加物を技術だと思っていると。そして消費者の皆さんのために、精一杯削っていると。表示についての業者の苦悩、葛藤を伝えてきました。またオーガニックは世界で取り合いの状況で、仕入れが思うようにいかない点、法律の乱暴さ、についても述べていました。


◉パルシステム  より進言

「売り物でなく、食べ物を選ぶようにしましょう」

「薬が注入された野菜や畜産物は人の健康に影響します」

「GMO不使用表示の継続を」

「遺伝子組み換え・ゲノム編集食品を食べたくない消費者の権利を守ること」

「添加物の使用、不使用を正しく情報開示できるようにする事」

「添加物の不使用表示を無くすことも、消費者にとっては不便に大きく後退」

「行政が消費者の選択の権利を奪う傾向にある。違いが見えにくくされている」

「強者の論理に負けないためには生産の現場と消費者を近づける事」

「消費者を欺くための添加物(保存料、発色材、化学調味料)は必要ない」

「過去に被害が出て問題化したものを放置してはならず、現在に生かす」

「問題ないとされてきた添加物に、新たに有害性が指摘されることはある」

「消費者に優良誤認を与えずに、正直な情報開示を」

「食の安全・安心を判断するのは消費者であり、製造者や販売者ではない」


パルシステムさんの原料に対するGMO表示は、大変丁寧です。各社見習って欲しいですね!!


◉OKシードプロジェクト

市民の方で用意した認証マーク。ゼン・ハニーカットさんの活動をヒントに、種苗にも食品にも貼れる、ゲノム編集履歴を知らせるための認証シール。7月から本格稼働するそうです。


以前の集会で、元気なお母さん方に意見を伺ったところ、「国なんか遅くて待ってられるか!利権のズルもあるし、私たちで認証マークを作て見せるわよ!!」と仰っていたのを思い出し、ああ、この夏にそれが実現するのだなあ、と嬉しくなりました。


さああああああ。皆さん、まずどうするか。


私がこの上に書いたものを、視覚と聴覚からインプットして完全な認識とするために、山田先生と原村監督の第二弾の映画(クラウドファンディングで実現)を、ぜひご覧になってくださいませ。


▼7/2より全国21箇所でロードショー「食の安全を守る人々」

https://kiroku-bito.com/shoku-anzen/


最前線の現場の人々が映っています。利他の彼らこそが、どんな有名人よりも宝です。もう亡くなった栃木の有機稲作の稲葉國光さんも、旦那様と力を合わせるゼンハニーカットさんも、昨年9/25のオーガニック給食全国集会も映っていますよ。腸の中で起きていることの図解や、農薬が脳にまで届き、子供達を侵している様子もわかります。いすみの市の食育、農業体験の風景も輝かしいものです。

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