横浜市長選に応用しよう!!選挙管理委員会ってどんな人たち?
- 選挙管理委員会とは
- 選挙管理委員はどうやって決まっているの?
- 選挙管理委員を内定させるには
- 選挙管理委員の給料を決めるのはどこ?
- 選挙管理委員は選挙中何をやっているの?
- 選挙管理委員は選挙のない時期何をやっているの?
- 選挙管理委員は天下り先としてスタートした
- 選挙管理委員のポストは利権です
- 選挙管理委員は公明党の根回しで決まる
- 地方自治法・同法施行令抄
- 第三者機関 特別職報酬等審議会
- 政務活動費を決定
- 区長や特別職の報酬を決定
- 審議会委員のポストも利権ではありませんか?
さて、今回は、気になる「選挙管理委員」さん、についてお話ししましょう。ベールに包まれていますよね。どんな仕事をされてるんでしょうか♪
その条件は?本当の役割は?? 皆さんで一緒に、見て行きましょうー。
横浜市長選挙、衆院選、見張りたい人、この指止まれ♬というわけです。
Q:選挙期間中、選挙管理委員はどのように働いていますか?
( 開票所と区役所の選管事務局、両方で問い合わせました。)
A: 選挙中のお仕事は以下の通りです。
① 委員会開催が選挙期間中に3回あります = 公示日、および期間内2回
② 公示には、立候補受付業務をします
③ 開票日は、開票所の開票作業立会いをする(固定着席にて)
↑
開票立会いは奥の高い位置に席が設置され、見回りで歩き回る事は一切できません。
以上です。(少ない〜〜〜)少ないようですが、人員配置のための計画を練ったり、会議の日以外も、色々と動いていらっしゃるのでしょうか♪
※因みに、前回のブログに書きましたけども、郵便物の発送や何やらの事務は、別に期間任用雇用の方々をたくさん、雇っているんですよ。
参考▶︎その他事務の非正規職員=直雇用の選挙事務補助員についての情報
【世田谷区選挙事務補助設置要綱に基づく会計年度任用職員】
https://city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/002/004/001/002/d00185001_d/fil/senkyo1.pdf…
書類作成、郵便物整理・ 発送 、物品整理・搬送等。(投開票には動員されず)
え、すると、選挙管理委員さんは、事務仕事もほとんどないですね♪
Q: 選管は開票所で、開票作業を指示・指導したりしていないのか?
(区役所の選挙管理委員会事務局に問い合わせました。)
選管は開票所の仕切り業務に、職員と共にに関与されるのか?
開票所までの投票箱の運搬に同行されたり尾行したりですとか、
集票システムの使い方を指導したり、票束ねを指導したり、不審を指摘したり、
時折、束の中に他の候補者の名前が混じっていないかパラパラと見たり
開票の最後の方で病院票の追加についても、運搬の関与されるのか?
A:→ 上記の事項には、どれにも直接関与することはありませんとのお答えでした。
Q: え、では、それ以外のお時間は何をされているのですか?
(世田谷区選挙管理委員事務局の責任者より、お電話で↓)
A:「えー、選挙に関わる諸々のことをなさっていると、伺っていますが・・
それ以上は我々にも、良くわからないんです。。。。。」 「え!(絶句)」
開票当日に座っているだけなんでしょうか?それだと結構、いいご身分ですね。
運搬の指示もしないとすると、マスコミとの連絡!?とかするのが仕事なのかしら?
Q: 選挙管理委員とは、どう言った存在定義なのか?
選挙管理委員会委員(地方自治法・同法施行令抄)を参考にすると
http://www2.city.kyoto.lg.jp/shikai/joho/syokitei/naiyou/naiyou_1002.html
A: 一部、抽象的な条件となっています。
・普通地方公共団体の議会においてこれを選挙する。
・高潔な人物
・任期は4年
・同一の政党その他の政治団体に属するものが2人以上になる事は認められない
最後の項目は特に、守られて居るのでしょうか?
上記の記載では4名4政党でありましたが、ある議員に伺うと、実際にコネクションの実現に動いているのは、ほぼ公明党だと聞いています。。。
どうなんでしょうかね?今でもこの原則は守られているんでしょうか。
Q: どのようなプロセスで選挙管理委員が決定されるのですか?
( 内容重複します。数名の区議会議員に問い合わせました。 )
選挙管理委員を決定する本議会では、管理委員候補者が羅列されていて、その中から誰が良いかと信任を取るのではなく、選挙管理委員になって欲しい人の名前を直接、議員の手元の投票用紙に書くそうですが、
四人きっかりの名前が、一定の分散で書かれているということは、どういうことですか?
※議員事務局(区役所総務課)でも特に候補者の推薦の経緯は、把握していませんでした。
手順▶︎だいたい「10票以上づつは必要だから」などと投票確約、内定を取ります。
50名なので、賛同者集めは、だいたいすぐに決まります、とのこと。
↓
根回しと事前調整が完全徹底していて、投票日前に4名は決定しているのです。本会議での投票では、約束通りに投票になりますので、特に落選者がありません。
当日に相手に恥をかかせない、根回し至上の日本人、結婚式や何やらの『式次第』のようになってます。
※ 因みに、議長と副議長も同じ要領で決定の運びになるらしいです。同じく公明党議員が内定の為に働くようです。
Q: 現在の選管の給料?報酬額?は誰が決めているの?
(審議会事務局である区役所総務課にお伺いしました。)
A: 報酬額は議会で承認を受けますが、その前に検討している機関があります。
それは、第三者機関 特別職報酬等審議会9名様です、とのことでした。こちらは、区長をはじめとする特別職の報酬額や、各党への政務活動費を、毎年検討している会議体です。頻度は、年に2−3回の会議召集ですとのこと。
Q: 第三者機関 特別職報酬等審議会9名はどのように選出されますか?
(同様に、審議会事務局である区役所総務課にお伺いしました。)
A: 選挙ではなく、指名制ですが、3年に一度、見直しの機会があります。
学識経験者/労働組合などの団体/公募された市民、の3構成で構成されます。
お辞めになる方がいれば、新しい方を入れて行きます、という程度です。
Q: 構成員の報酬はどのくらいですか?
(同様に、審議会事務局である区役所総務課にお伺いしました。)
A: 日額です。2時間程度の会議出席の1回あたりの報酬額は以下の通りです。
①役職による報酬 (会長)22000円
(職務代理)21000円
②職種による報酬 (学識経験者)20000円
(公募市民、団体)10000円
こちらは、日額制になっており、納得できます。
推薦は誰がするのでしょうか?というか、学術関係を動かすのは,、大体、決まっていますよね。
Q: どうすれば、選挙管理委員になれるのか?
(区役所の議会運営事務局に問い合わせしました)
選挙管理委員は、各自治体、4名が選出されます。
区議会の本会議で、議員が候補者名も見ずに、好きな名前を書く形で投票するんですって。
HPから議事録を見せていただくと、4名の名前だけが、割合よく並んでいるんです。
=前回の世田谷区選挙管理委員の選出選挙=
有効投票 五十票(議員数)
石川征男さん 十七票、
岩本澈昌さん 十二票、
安 光秀さん 十一票、
山田聡美さん 十票
ん、ん??
実は、前もって根回しと投票の確約を取り、これで受かる・受からない、まで調整してから本会議投票になるのだそうです。なので、落選者がいません!!そして、他の名前は一人もないんです。
A: 区議(市議)さんへ頼みましょう。絶対条件として、「区(市)議会議員へのコネ」です。
どんな市議さんにもお願いできますが、現実、与党系が強いようです。
人間関係を票集めのベースにしている政党に、選挙の度に貢献している方でしたら、議員さんも恩返しに尽力してくださることでしょう。
。。ここでお分かりいただいたかと思いますが、自民党・公明党・立憲民主党、しかし殆どの場合『公明党』の口利き、根回しらしいです。!!(残念!?)
Q: 選挙管理委員の給料は高いと聞いているが、法外ではないのか?
(区の総務課が事務局とのことで問い合わせ)
世田谷区では、ピークは平成9年の改定時、その後14年にも改定したそうです。今の金額は平成22年から有効になっているもので、徐々に金額は下げて居るとのこと。
▼平成22年の決定が最終で現在は
委員長 28.7万円
委員長代理24.9万円
委員 23.8万円
参考▶︎ 最高金額であった頃、平成9年時の決定では選管の給与は
委員長 30万円
委員長代理26万円
委員 25万円
だったそうな。
内訳としてのベースも手当もなく、丸ごと持ってその金額は「給与」のみ更に、交通費や土産物などの費用は「費用弁償」として請求できます。諸々インクルードの<報酬>とは違う位置づけですね。完全に給与なんです。
このポストはつまり、殆ど出勤なく月給が出るので、”引退お爺さん利権”ですね。
A: はい、全国平均で見てかなり高額です。しかし東京23区はだいたい同じ考え方です。
何度か改定を経ていますが、最初は昭和20年にできた条例であり、東京都の条例には影響は受けず、独自に検討し、改定してきたものです。
当初、議員職の天下り先という位置付けであった為、労働量に対して高額です。
٩( ᐛ )و わっかりやっすーい♪
23区は、軒並み20万円代となっています。(税収も高いので払えるんですね。)
しかし市部や埼玉では「日給」の考え方でやっているので、月額は数万円ですから、まさに1/5くらいの支払いで済んでいるんですよ。
報酬額は各区の条例に根拠があり、東京都の条例の縛りは受けておりません。ですので、月額ならば、選管4名を若い世代に下ろして、具体的に投票率を上げるための活動を常時、してもらってもいいんじゃないでしょうか。
もしくは、日額であれば、NPO法人で社会的に中立な情報や選挙を心がけている団体等の代表者4名を兼業にして、会議だけ出席してもらう方が妥当かもしれないですよね。
Q: 選挙管理委員の給与の金額に、疑義が呈されたことはないのか?
A: 国の基準に揃えたほうがいいんじゃないか?と手をあげた議員がいました。
世田谷区の田中優子区議(現職)は、この天下り前提の実とかけ離れた報酬額に疑義を唱え、市部の金額に相当する、日額払いの対案を提出されたことがあります。
※国の中央選挙管理会では「日額」なんですよ。 (1回につき委員長2万9700円、委員2万7200円)
参考▶︎田中優子世田谷区議のブログ、(2009年4月ー6月)、の一部分をご覧下さい
http://tanakayuko.net/library/ty-short_essay2009.html
ー部分引用ー
「選挙管理委員の報酬を月額から日額に改正する」議員提出議案を出しました。
この案は、うちの会派の3名(田中優子、おおば正明議員、小泉たま子議員)のほか、民主会派の改革派の4名(上杉ひろゆき議員、風間ゆたか議員、重政はるゆき議員、中村こうたろう議員)と一人会派の木下康之議員、合計8名での提案でした。
これは、「選挙管理委員」の報酬が、月3回(1回30分~1時間程度)の会議で、
委員長 29万4000円
職務代理者 25万5000円
委員 24万4000円
が支払われていることに対して、日額に見直す必要がある、という提案です。
そもそも「地方自治法」では、日額を原則としていますし、大津地方裁判所に於て選挙管理委員の月額報酬の指し止めが認められた、という事実もあります。
月額だと欠席していても全額が支払われております。
そのポストは殆どが、引退した議員の天下り先、となっています。
(この時点では、元自民党区議、元公明党区議、元民主党区議、元共産党区議、の4人)。
選挙の年には臨時会議も開かれますが、これまでの実績では7回程度。これは見直す必要があると、皆様も思いませんか?
ー引用終わりー
▼ 田中優子世田谷区議会議員、質疑内容の全編は、こちらからご覧いただけます
https://blog.goo.ne.jp/setagayakugi-tanakayuko/e/0dfe46c38d8c3f619610499fabff9ae5
▼ この慣例廃止の疑義は、与党野党多数で、否決されました。
否決側>
「自民党」、「公明党」、「共産党」、「生活者ネットワーク」、「社民党」、「無所属(青空こうじ議員)」
▼事後談:当時はテレビ局も来て、大変な騒ぎになったそうですが、実際は、今後も労働対価の良い利権の椅子を、支持者や自分たちの為に、変わらず持っていたいという議員さんの方が多数でした。
https://blog.goo.ne.jp/setagayakugi-tanakayuko/e/51789e67e7399f6dc288a311f2c23082
田中優子様、俎上に載せただけでも、本当にお見事でした!
このポストが利権化している限り、そのポストに収まる選挙管理委員は、政治的な嗜好を発揮する恐れがありますね。人間関係ですものね。理屈じゃありませんよね。。。。。
Q:労働対価の優れたポストが利権として機能する恐れ
労働対価が極端に良いポジションをプレゼントできるのは利権の一種であります。利権をいただいた人は、紹介者に、せめてもの恩返しをしようと思うでしょう。
※ 議長と副議長も同じ要領らしいです。(異口同音)
特に議長や副議長の選出に於いても、推薦関係者は殆どが実質、公明党筋だそうです。議会運営についても彼らは議長・副議長達に恩を売っていることになるかもしれません。
この現状を放置するならば、創価学会の、選挙や議会運営への関与は避けられないのではないでしょうか??
選挙管理委員の選出については、下記のような条件が本当はあります。
「同一の政党その他の政治団体に属するものが2人以上になる事は認められない」
元議員ではないにせよ、関係者や紹介者が同一政党であれば、固定された利権であると考えますと、委員選出条件の最後の項目は守られにくくなる、と思われます。
田中優子世田谷区議のお話では、以前はもっと「天下り」が露骨でしたが、最近は民主党時代を経て、直接の議員後職とはならないようにしているようです。
。。。それにしても。。。苦笑。。。これで月々暮らせちゃうって何なのでしょう?若いみなさんも、選挙管理委員に立候補しませんか?
でも、そこで公明党に頼むとなると、また、よくないことを頼まれちゃうかもしれないんですかね!
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〜 IMAGINE ALL THE PEOPLE 考えてもみてくださいよ 〜
選挙管理委員さんは、議会本会議で決定されたエライ人物です。彼らは開票そのものには手をつけなくても、多くの指示ができるし、怪しまれずに見回りもできますよね?
人事的な配置、例えば、投票所の立会人を審査したり、自分の推薦で決めることも、できるでしょうね。
仮に、期日前投票の投票箱の保管見回りに、、、選挙管理委員自身、又は、彼らが指示した人間が夜回りしても、誰も疑いませんよね? 選管の誰々さんに頼まれた、と言われればね。責任は選管の彼らが負うわけだから。。。。
前記事にも書きましたが、 期日前投票所の投票箱が、夜間や早朝に一度出て行ったり、戻されたり、すり替えられたりしていないか?(投票箱を盗めば、ムサシの機械で白票にして、その白票に任意の人間や政党の書き込みを行い、投票箱に戻せば、池田先生のためなら深夜の内職も惜しまない、学会員お手製の偽票を反映することは、可能かもしれません。)
((ペット用の簡易屋内カメラって動体が撮影されて、スマホに送信されるもので、見張ったらいいと思いますよ。一元管理できるのではないでしょうか?))
それから、投開票当日だって、皆さんの投票した投票箱がちゃんと開票所に無事届くのかどうか、わかりませんよね。
座席に乗せて、トランクから出したり、
乗っている人が同じでも、確信犯ならタクシーを乗り換えることもできます。
疑ってごめんなさい。だって、都知事選の当日投票率、考えれないほど悪かったものですから。
もう少しマシな数字だったら、ここまで呟いたりしないかもしれません。。。
あ、因みに、世田谷区の開票所にも参りましたが、維新の議員と自民党の新人議員の順位を除いて、ほぼほぼ、妥当だと思っております。本当に・・・心から、そう思っています。
何かとマスコミや市民メディアが、選挙管理委員をインタビューして、写真も撮って、対談などしてですね、市民に対してオープンな存在にしてしまうのも、一つの手かな、という気がします。
ぜひ、あなたの街でも、ご検討ください!!!