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手作りディティール美しき衆議院内控え室にて、泉代表の年頭初会見

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2022/01/08 21:34

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立憲民主党の、東京での今年初の代表記者会見が、1月7日の12時15分から開催されました。場所は、今回は衆議院の中の、「控え室」と呼ばれる場所で行われました。


私は、この、施工自体が当時の国民のボランティアで仕上げられたという、当時の方々の願いのこもった手作りの国会議事堂が大好きなんですよね。建物は誰がなんと言おうとスピリットです。


案内付きの見学は単独と親を連れて2回行っていますし、その後も度々、秘密保護法から度々、本会議の傍聴に行っています。委員会傍聴は通算10回位、国政議論の臨場感を楽しんできました。そしてその度に、壁や天井に人間の手で施された細工を眺めて、「今は、こんな建物なかなか無いからね・・・」と毎度、呟くわけです。



国会内の控え室、という場所。天井が高く、シャンデリアが華美過ぎず、腰壁があり、絨毯と椅子が別珍で、幾らかの観葉植物があり、どこかの教室のように後方には椅子が足を上にして積んであります。私的には、とても美しい場所だと感じました。白い陽の光が太く差し込んでいます。ふと、これは何かな?と思いました。



恭しく入室してみると、お馴染みのフリージャーナリストの豪傑な先輩の方々が、いらっしゃいましたので、私も寛いでオブザーバー席に座りました。しかし、その席も、程なくして一杯になりました。記者が大勢だったのです。




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1月5日に突然、Choose Life Projectというインターネットメディアに関し、立ち上げ時に、立憲民主党から1500万円が応援資金として寄せられていたことについて、騒ぎになっています。政党助成金がメディアに供されていた事項に関し、出演者達が連名で抗議文を公開したそうですね。私自身はしかし、ここで僅かな違和感を感じました。皆さんもTwitterを賑わせていたいくつかの記事でご存知でしょう。



連名の出演者は、どちらかというと立憲民主党に親和性がありそうな、左派寄りのジャーナリスト達に見えました。しかしこれ、山本太郎さんの衆院選に於ける「東京8区」の騒ぎの時と、似たようなスイッチに感じます。大きな力からのプッシュがあったのかな?と咄嗟に私は感じました。



悲しき議員さんだけでなく、言論界・出版界は一様にそうですが、活躍できるかどうかは創価学会に危害を与えないかどうかのバイヤスがかかっているのが通常です。いつかそうなる、と思っていた。身内が身内を裏切る日、思えば前々から、このような日は見えていたような気がします。


ただ、一方で、横浜市長選後に起きたような、人々への不信感不快感という何かを、立憲民主党とchoose life projectのタッグが、似たような何かを、彼らに感じさせた事があった?可能性もあります。「全体主義の裾野を見た、ゾッとした。これは何とかしなければ」といった類の情報です。



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拠出の責任を負う、福山哲郎元幹事長といえば、泉代表が元々、京都で秘書を務めていた、恩人、先人、後ろ盾ということで?、会見会場に現れた泉新代表は、やや下を向き、”これは自分に向けられた攻撃ではないか?”と、かなり狼狽している印象でした。



まあしかし、毎日、都税をあからさまに電通に流しまくる小池百合子の存在を、NHKの番組作りに口を出してきた安倍晋三の醜態を、知っている者であれば、この論調は、ただのオルタナティブメディア潰し祭りじゃないの?という印象にもなるのですが。


それにしても、協力出演者が連名で動くというのは異例。



もしかしたら、ですけれども。

これ、恐らく前日1月4日の、泉代表の会見内容にを受けて「プレッシャー=文句を言い表した」福島原発のマグナ社や、人工地震のようなもの、だったのかもしれないと思っています。


これは後述しますが、世界の全体主義というのは、マスコミの一部も巻き込んで、そういう風にできているんじゃないかと、私は普段から思っているのですよ。



1月7日の泉新代表の記者会見は、終始、慎重な表情で、いたずらに仲間を傷つけないよう、最新の注意を払って言葉が選ばれたものになりました。


でも、もちろん、泉さんはそんなプレッシャーに負けてはいけませんっ٩( 'ω' )وがんばれっ!むしろ、大きな第一歩ですよ!



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前置きがすごく長くなってしまったのですが、1月7日の記者会見の記録を取りましたので、みなさんとシェアしましょう♫(人によってツボは違うと思うのですが、とにかく目を通してみて下さい)



逢坂代表代行が、積まれた椅子の後ろから恩師のように見守る、というシチュエーションでちょっと、ほのぼのしました。





<冒頭連絡・発言>


①コロナオミクロン感染拡大、県内で対応しきれない場合は広域連携が必要


②都道府県とは別に、国がコロナ病床確保の調整本部を持つべきだと提案中


③野党の声は多様な国民の声、是非、政府与野党連絡協議会を再開させたく進言


④米軍入国者に、PCR検査の義務付けや、外出制限などの防止策を講じていただきたい


日米地位協定において特に検疫関係は早めに改善させたい


日豪円滑化協定に日本国が署名した。近い考えの国との連携協定大事


⑦自民党から文書通信費の件について、遂に、話し合いのための枠組みを作りたいと申し出あった。立憲民主党からは最低限、小さな会派も含め、全会派の参加が大前提と要求した


⑨CLPについては調査中。党としての見解は、後日、西村幹事長から説明


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<質疑応答>


●岸田総理の「新しい資本主義」「デジタル田園都市構想」と言った政策に、通常国会でどう臨むか?(読売新聞・北村)


A: 岸田総理がはっきりさせなくてはいけないのは、行き先が「アベノミクス」と異なるのかどうか、新自由主義をどうするのか、具体的に何をするのか。デジタルという名称については、時代にあった新しい印象を考えたものだと思うが、そもそも自民党は地方創生をちゃんとやり遂げたのか?誤魔化さず、地方創生の成果と課題を見せて欲しい。



●CLPについて与党筋が「インターネットと政治の関わり」について問題視しているようだが、代表としてはこの件で何が問題とされているとお考えになるか、また、現時点で把握している範囲で、類似のメディア・団体・個人への支援をされていることがあるか。(BuzzFeed Japan・籏智)


A:支援していたことは自分は知らなかった。現執行部では類似の支出も行っていないと思う。調査中なので問題かどうか発言できない。



●令和2年の政治資金収支報告書を見ると、立憲民主党は、元SEALDsのメンバーで構成されるブルージャパンという会社に、広告宣伝費として3億円以上の支払いを行っている。また、日本会議を糾弾する作家の菅野完氏のコーポレーションにも752万円の出資跡がある。この辺りも、調べた方が良いのではないか?2点目は、小川淳也氏が朝まで生テレビにおいて、経済成長を否定するが如き発言をされたことについてのご見解を(フランス10及川)


A:令和2年ですと、9月に旧立憲民主党は一度解散し、新しく立憲民主党を立ち上げたもので、会計を引き継いでいない可能性があ流。加えて調査の報告はまだ上がってきていない。推測で物を申せないが、ブルージャパンやコーポレーションに支払われているものは、何がしかのコンテンツ制作の発注(寄付ではなく業務)だと思う。


小川政調会長の発言については、その番組の場面や議事録を私が実際に見ていないので、あたかも~、又は~かのような、という主観を伴うご質問には、お答えしにくい。



●CLPの件で、福山前幹事長が、「番組制作一般」に関しての支援を行ったもので、番組内容には関与していないと言っている。公党が特定のメディアに対して「番組制作一般」を支援するという事をどう思うか。2点目は、沖縄のまんぼう発令を遅いと思うか、早いと思うか。3点目はオミクロンは感染力は強いが症状は軽いという話もあるが、人流抑制についてはどうするお考えか?(毎日新聞・宮原)


A: 政党がメディアに製作費用を渡すというのは、(賄賂とも別だから)、あまり聞かないケースだ。経緯がわからないので、今日のところはなんともコメントできない。


オミクロン株についての蔓延防止策や人流抑制は、「医療崩壊に至るか至らないか」、という点で判断されると思う。感染スピードと重傷者の数の推移などで、地方と国、医療研究機関が連携して材料を整理し、できるだけ早期に最新のデータで予想して、判断するべきかと思う。



●沖縄の名護市長選挙に、新人を推薦されるご予定かと思うが、どのような方法で新人候補を支援されるのか。オミクロン株の蔓延により、選挙への影響はどうなるか(時事通信・真田)


A:県外から人を送るのは難しいのではないかと思っている。県連を中心にして、出来る支援を行っていく。今回の感染の蔓延は米軍基地が要因として大きいので、米兵の入国時の検査徹底などを交渉をし、県民の命や健康を守るのが本筋。なので地位協定に関する姿勢は、現地で選挙の争点となってくると思われる。



CLAPにブルージャパンを通じて公的な金が行っている(フランス10の福山哲郎氏への取材では、戻ってきた資料を検証すると博報堂からだという)という1500万円は、運営立ち上げ時に渡しているならば、貸し付けということで返してもらえないのか?、そして、ここの第4控え室での評判の悪かった野党合同ヒアリングの撮影も彼らがやっていてお金が渡っていたのでは?その収支決算はできているのか?(フリーカメラマン・堀田)


A: 少なくとも、今の私に把握している材料はないので、できるだけ早期に、幹事長から説明をさせていただきたい。



●日米地位協定について、見直しは、具体的にどんなところを指摘されるのか?小川政調会長に総括を指示を出されていると聞いているが、いつまでに、検疫の他にどんな点を出されるのか(東京新聞・井上)


A: 例えば墜落事故に関する調査でも、基地から流れ出ている汚水に関する調査でも、肝心のことを調べさせてもらえない。在日米軍の問題に於いては、国民のために我々が把握したい情報を収集させてもらえない歴史がある。ドイツやイタリアでは、地位協定の内容改善はなされている。日本が出来ないと言う事はない筈。岸田総理の「聞く耳」には限界があるのか。地位協定の改善は、多くの国民が望んでいる事ではないだろうか?現在は、来日兵士の方々に、検査を受けていただくことが第一。環境汚染も然りだが、せめて軍事訓練の事前通告や事後報告は欲しい。(思い遣り予算等については触れず)内容は小川と末松が担当する。



●クリスマスに米兵がキャンプハウス前でマスク無しでドンチャン騒ぎをしたのが蔓延の原因、米国から賠償金を取るお考えはないか?また米軍が感染対策を守るように法律で縛りをかけるなど、最重要課題で国会に望んではどうか。また、岸田総理のことなかれな態度に対し、地位協定の改善に臨む立憲の態度は、名護市長選に於いて、大いに争点として使えると思うが如何お考えか?(フリーJ・横田一)


A: 損害賠償は。。(苦笑)、我が党は今は、課題を地位協定の改善に的を絞る。先ほどの記者さんにもお伝えした通り、名護市長選挙ではこれが大きな争点として使えると考えている。



●参院選複数区の広島区についてのお尋ね。広島県連が今、公募を開始しているが、立憲にとっての広島はどのような位置付けか。国民民主、維新も擁立の準備をしている。野党の取りまとめについて、今回はどのようにお考えか?(中国新聞・桑原)


A: 広島区に於いては、市民団体「結集ひろしま」の影響が大きかったと思っている。その枠組みをベースに各党の候補者検討が行われていると考えている。こちらはその議論の結果を待っている状態。(主体は「結集ひろしま」にある)



●文書通信費についての質問。使徒公開のルール、方法についてはどうなりますか(NHK・酒井)


A:国会議員共通のルールが必要だと思い、そのように努力したいと思っているところ。



●東京選挙区についてのお尋ね。6年前は蓮舫さんと小川敏夫さんだった。今回の参院選の対応は(産経新聞・大橋)


A: 急がせてはおりますが、候補者については、各地で申請と擁立と、両方を進めているはずですので、結果を待っている。



●CLPについて、一般論で、公党が特定メディアに番組制作のための資金提供する、という事について国民の理解が得られるかどうか。(朝日新聞・小手川)


A: 現在、CLPが公共メディアに成長した、との認識はある。が、その当時、CLPがどのように事業をスタートしていたのか、どんな存在だったのか、知りたいと思っている。例えば公共メディア?次にただのメディア?Youtuber?、SNSインフルエンサー?それをなぜ、援助することになったのか調べる。既存の新聞やTVなどの一般マスメディアに制作費を渡すというのは、普通ない事だと思っている。



●通常国会の論点として、まずは経済安全保障について、そして、次は子ども庁について、お考えがあれば、お伺いしたい。(共同通信・田川)


A: 経済安全保障については、米中の関係と、日中の関係および貿易のあり方は微妙に違うので、全て米国に追従というのではなく、市場に対する各企業にとっての影響もあるので、アメリカと連携しながら中国市場へのアクセス権に過度に影響が出ないかどうか気をつける。


子ども庁&子ども家庭庁については、「目くらまし」にように感じている。組織がなかったから少子化が進んだのか?組織を作れば少子化は止まるのか?そうではなくて、国民が必要としている具体的な子育て政策の方が大事である。むしろそこをしっかり進める努力をしてほしい。



●BuzzFeedさんの質問に答えていない。CLP問題について、どういった点が問題になっているとお考えなのか?これはまだ、泉代表が国民民主党に在籍されていた頃の話だが、一般的にメディアに公党が出資するということについてどう思うか?(TBSラジオ 澤田)


A:個人的に思うことはもちろんあるのだが、現在私は党の代表として発言しなければならない身なので、調査の報告を待たせていただきたいと思う。今日のところは不用意なコメントはできない。



●参院選における、北海道での、野党との関係を含んだ、一本化をするのかどうか、様々な経緯や野党乱立の要素がある中で、擁立方向についてお聞かせください。(北海道新聞・袖山)


A: まさに仰ったことを勘案しながら、改選過半数を目指して努力している、といった段階。



●立憲は今まで与党批判側に立っていたので、今回のCLPの問題は非常に目立ってしまっている。幹事長による調査では済まず、ひょっとすると第三者機関による調査が必要になるのではないですか?(フリー記者の安積)


A: 場合によっては、必要によっては、そういうことも考えていくかもしれない。



●寄付をもらった側のCLPが今まで黙っていたこといついては、どのように思われるか?(IWJ・渡会)


A:うちの支払いとしては、後で公に見られる会計に出てくるものなので、隠していたということではないと推察する。逆に「会計に乗せていなかった」のであれば、問題だと思う。CLPの側の事実は、CLP側に聞いていただければ。



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枝野元代表の代表辞任会見に於いて、IWJの渡会さんが、所持の原稿を読み上げて代表辞任を思いとどまらせようとした際、枝野氏に強く詰られた渡会氏に、この日、最後の指名として親切な対応を見せた事で、なんとも和らいだ空気になりました。


妥当な返答、妥当な対応、尊大でもなく、弱気でもなく、等身大で慎重に切り返す。個別会見が相次いでいるように、泉代表の記者達の間での株はまたまた上がっていきそうです。



<参照動画>

▼立憲民主党オフィシャル(質問者の音声が明瞭)

https://youtu.be/5eEj4zYNbtc

▼フランス10(泉さんの表情がよく読み取れます。)

https://youtu.be/PeG8VmtxSPE

▼IWJ (途中からですが、真正面からの撮影です)

https://youtu.be/yAgtaWlrVAU


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話は変わって、実は、泉代表の今年最初の会見は、1月4日、伊勢神宮への初詣後に、三重県連の協力の元、清浄な空気感の中で行われました。




泉代表は、代表代行の逢坂誠二氏を伴い、この場で、はっきりとこの日、立憲民主党の綱領・基本政策について、申し述べました。



・立憲民主党は、天皇制、皇室の存在を認めている

・日米安保条約、自衛隊を是認している政党である。

「これを基軸においている政党」であると、いうこと。



泉健太氏と逢坂誠二氏は、共に新立憲民主党の綱領を手がけました。新年の良き日に、このことをもう一度、発信したのです。


綱領がこのように謳っているのですから、この方針を受け入れられない支持者は、内部での誘導を諦めて、はっきりと共産党支持にまわってください、ということですね。


つまり、このことに対するハレーションではないかということです。岸田総理がプライマリーバランスの黒字化凍結を詠おうとして、日本の株価が落ちるのと同じですね(笑)



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