キエフより生還のジャーナリスト田中龍作、志葉玲、チェチェン10年取材の林克明
選挙中だというのに、空気読まない記事ですいません。
選挙が始まって、最初の週の土曜日、6月25日1に、文京区シビックセンターの上の方の眺めのいいホールで、いつも通っている林克明さん主催の<草の実アカデミー>に伺いました。ここは、最上階なのかな?天井がアーチのようになっていて、ご覧のようにとても素敵ですアーチの降りるほうに広く取られた窓があり、夕焼けもよく見えました。
お写真とタイトルの方々、3人とも、私のフィールドで、ジャーナリストの先輩としてお世話になって来た方々です。まさに、れいわの「浴衣ダンスパーティ」にも行かず、今回は、万事繰り合せの上、こちらに伺いました。フリージャーナリスト、というだけあって、皆さん、群れないので、この3人が並ぶことだけでも、私的には感慨深いのでした。
主催の林克明さんは、チェチェン戦争を無事に潜り抜け、その後、モスクワに長期滞在し、合計10年の現地での経験を携えた方で、秘密保護法違憲訴訟以来、市民運動の中でも、報道の自由問題をはじめ、盗聴法・警察問題・監視社会への移行について、実際に「仕事のやりづらさ」をテコにして様々に訴えてこられました。時には、メディアに出演し
「このままでは日本がロシア化する!」と警告してきました。
今般、凶弾に倒れられましたが、安倍晋三政治とは、清和会を通じて、プーチンの影響力を国政に浸透させてしまった政治でもあります。市民運動は左派なので、言葉に気をつけながらやってきたものの、林さんから、最近は本音も少しづつ、聞けるようになっています。
1、志葉 玲さんの報告
シェルターから出て、家族のために水を汲みに出かけてロシア兵に撃たれてしまったお父さん、の写真から始まり、爆弾に当たったわけでもないのに、音と振動に心臓発作を起こしてシェルター内で死亡したお母さんの簡易墓地で泣き濡れる子供も映し出されました。市民の遺体の集団埋葬の移送場面もあり、ロシアの爆撃で焼かれ、スクラップとなった自動車が積まれたものも映し出されました。
大手の新聞社さんもあちらではそれぞれが良い仕事をしていたそうです。が、会社が記者に向かうことを許さないという危険な地域、「安全な場所のないハルキュウ」という場所に志葉怜さんは赴き、直ぐそばに着弾し、部屋の中で転げるように弾や破片を避けようとする場面や、シェルターのすぐ外のビル上の大きな看板が焼け落ちていく場面も映されました。
シバレイさん、際どい爆撃地に行って無事に帰ってくる、これだけでもすごい。志葉さんは、田中龍作さんよりもだいぶ遅れて、戦況が本格的になってから、現地入りしました。4月下旬から3週間の滞在かな? 元々、イラク戦争で中東に長期行かれており、パレスチナやシリアが攻撃された時も現地に赴いています。もともと戦場ジャーナリストですので、ロシアウクライナ戦争の流れもよく押さえています。国連の発表も、随時チェックしているようです。
まずは、2014年のクリミア併合の時のお話。ロシア親派のヤヌコビッチ大統領という腐敗大統領が、国民のデモを受けて2014年の2月に逃げ出して、ロシアに亡命。その翌月にクリミア併合が起こりました。ここがウクライナ戦争の始点です。ー先に手を出したのは勿論、ロシアの方で、ロシアの委託を受けた軍事勢力がドネツク・ルガンスク州に、省庁の実質占拠を行ったことであるのです、と説明。
特に今回は、「ブチャの風景はアメリカの軍事産業の演出だ」という陰謀論が蔓延しているようだ、という切り出しから、本題が始まりました。
↑現地の住民が、日本にお礼を言っていたと言う事です。特に募金を送ってくれたのが役に立っていて、助かったと言われたところが動画で映りました。
志葉:「プーチンさんの屁理屈は、あまり本気にしないほうがいいですよ。ロシア国境付近の国に行ったら、鼻で笑われてしまいますからね。」
戦争は悲惨です。陰惨です。国土の広いロシアにとって、非常に意味のない、自己顕示のためだけの戦争です。プーチン洗脳に飲まれた人達が、「ウクライナ軍だけがが親ロシアの住民に乱暴を働いた」とか言っているけど、ロシア軍も親ロシア軍も同じようにやっていることへの応酬であって、ロシアの言い分だけ取り上げて肩を持つのは大幅に間違っていますって仰ってます。
では、このような戦争に際し、我々は一体、どうしたらいいか?
<実は、防弾チョッキを送るとかなんとかよりも、よっぽど、資金源を断つ方が、戦争を止めるために役に立つので、戦争を止めるなら、そっちをしなきゃいけない。>
日本が買っている、石油と天然ガス、のことですよ。。。。。
▼読売新聞 サハリン2「ロシア企業に無償譲渡」の大統領令…三井物産・三菱商事が出資
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4f8388340a680462ff903b467a4155406867fe4
岸田首相のお膝元の広島に影響があることもあって、プーチンからのプレッシャーには違いないのですが、三井三菱は意地でも撤退しないといい、しかし、そうもいかなくなるだろうと言う見込みです。つまり、撤退ですよね。外交関係の判断ですから。
ただし、対ロシア政策について国会の質疑があった時に、岸田さんは、ロシアからの石油とエネルギー筋を止めると、本当に日本は大変なことになると呟いていた記憶があります。実際は、まだ受け皿が十分でないと見られており、確かに緊迫しますね。
でも、シバレイは、「もう、このロシアエネルギー筋を「切るしかない」、と言っているのでした。戦争を止めるためには、そういったアクションが一番、本気度合いを示せるんです。」 と、言い切りました。
環境問題に詳しいシバレイは、本気で自然エネルギーにシフトすべきと言っています。否応がないけど、今回のことも、全て、良い方への大転換の機会にすると良いですよね。だって与党政府は、旧来の利権関係のお世話をするのが最重要で、自然エネルギーにはちっとも本気にならなそうなんですから。
まあ、アメリカからの輸入小麦もポストハーベスト身体被害が深刻なので、小麦→米粉、もそろそろ本気にしたいですね。この戦争を機に、良く変わることもできる。円安でも今のうちに出来ることがある。それに集中すれば、世の中には若干、希望が生まれてくる。
私は専修大学で定期的に行われている志葉怜さんの報告会などに出席しています。最初はSNSのオフ会などにも出て見て、握手をして回る姿に、平身低頭で相手を大切に扱える人とわかりました。現地の方々にも、そうなんだろうな、と思います。志葉玲さんの記事は、SPA!や、Yahooニュースなどで、よく調査されて、若い人向けに翻訳というか、非常に伝わりやすい文章を書かれています。ぜひ、記事をチェックして見てください。
▼記事例: 5/10 ウクライナの激戦地ハルキウで見た「無差別攻撃で同胞も殺す」プーチンの戦争
志葉怜さんの報告会には、環境問題の博士たちもよく、駆けつけています。印象に残って居るのは、地球上からあと60年で豊穣な「土」が消えるという印鑰智哉さんの講演に、東南アジアの生物多様性が、ものすごいスピードで消え入って居ると発言された、専門家の方でした。
また、入管・難民問題についても、長年、尽力しているジャーナリストの一人です。ヴィシュマさんの件では、立憲民主党が尽力してくれましたが、そこに至る運動の中で、勉強会も行い、重要な記事を出してこられました。併せて、ぜひお見知り置きください。
田中龍作さんのニュースブログの、数あるタグの中からウクライナのタグで探すと、2014年を含めると、実に160もの記事が積み上げられています。国際・戦場ジャーナリストとしてのキャリアは確固たるものの様で、今でも「良い写真と良い記事で、寄付は入るよ」と仰るほど、きちんとその度に資金が集まっています。
実は、今回のテーマは、現地へ赴いたジャーナリスト達の立場から下記のメッセージを強く発するための座談会だったのです。お二人とも、日本で平和運動をする左派の方々が昔からプーチン擁護なのがおかしいと指摘はしていたものの、今回はその人達が思考停止に陥った中、救いを求める様にプロバガンダ情報に吸い込まれていっている様だと揶揄しました。
今回は林克明さんは、「ロシアのプロバガンダというのは、想像以上の量と質があるので、基本的に一生懸命調べようとすればするほど、彼らの生み出す偽の物語にはまり込んでしまうのだ」と、会場を諭しました。ロシア国内には、147社のプロバガンダ制作会社が存在し、凌ぎを削っています。映像もストーリーも、沢山生まれてくるんですね。
横から口を挟むと、私はわかるもので、日本に届いているうち、良く知られているのはスプートニク、や、シャンティ・フーラなどかな?と思います。
山本太郎さんも、一生懸命調べたのでしょうし、参政党の方々も、インターネットの情報を重んじるので、ロシアプロバガンダ映像&ニュースを税金で製造する彼らの攻勢に負けてしまっています。自称セレブな人々には、彼らの約束に従っって地位と社交界を得た人も多いので、有権者としての彼らと話すうちに、そうなってしまうのだという可能性もありますね。
これね、政治に影響するのですから一大事。マスメディアが信用を失っていることの大罪を感じます。マスメディアがしっかりしていれば、人々の体感と違う放送をしていなければ、人々はこのように惑い、こういうことにはならないのです。参政党に集まっているような人々は、ワクチンを奨励してやまないテレビを捨ててしまったという人たちも確かに存在しています。
このままでは、人々は、SNSにも潜んでいるロシアプロバガンダ勢力に振り回され、NWOで統制した世界帝国を束ねる、グレートイスラエル王国の王座につこうとしていたプーチン(この場合はユダヤ人を名乗る)の詭弁にまんまと丸め込まれてしまいますよ。
だいたい、今回、プーチンがコケて、ウクライナ戦争を激化させているのは、世界の王となる目論見が、各国首脳にすっかりバレたからに他ならないのです。
※上の一文の情報元は、ワールドフォーラムで講演されたジェイ・エピセンター(独自調査の科学者、元ダンサー)さん。ジェイさんはかつて、安倍晋三も、プーチンのことも、よくやっていると褒め称えていました。しかし、多くの角度から検証した結果、このような結論にたどり着いてしまったのです。そして、更に信憑性が高いことには、この回を終わって半年後、司会者が急に腹水が起こり、病院に入院してすぐに亡くなっています。また、危機管理研究家の石垣稔さんの勉強会のお世話をしていた女性も、謎の腹水で妊婦のようになり、やがて亡くなっています。
プーチンは懲らしめるべき、人物であります。立場を思い遣ってはならない(苦笑:地球人かどうかもわからない)。そして、彼らの友人である常岡浩介さんが著している書籍で、イギリスに亡命していたプーチンの元部下、既に故人である、リトビネンコの証言がとられています。
「日本はプーチンと同じ議論のテーブルについてはならない。想像を超えた残忍な人物だ。日本人に彼の思考回路を理解できる訳がないのです。交渉の約束は守られない。擦り寄れば喰われる。要求すれば嘲笑われる。条約であっても裏切って攻撃してくる。」
「日本人は、地球上で一番と言っていいくらい、優しすぎるんだよ」
こういうこと(ロシアを無理にかばう話)を頑張って話している人たちも、人間関係で発言に忖度要求される(やや強制)という共産党を見本にした左派思想だったり、実際に、教授職や管理職のポジションを情報隠蔽役として着任させてもらって居るような人、商売上の利益供与に預かっているだけだったりするのではないか、、、なんて思っちゃいますねー。
ぶっちゃけ、筆者は、何事も言論統制は与党によく言われているのとなんら変わりない「利権」と思っています。なぜか人間というのは、他人には許せなくても、自分には許してしまうんですな。それに逆らったら、彼らはきっと、今のポストを失くすのでしょう。 そんなことのために、間違った情報を流し、国民の多くや、国家自体の運命が、貶められて行くとは耐え難いです。
(アンタの天下り先と日本や地球の未来、天秤にかけんのか!という話です。)
なにせ、森総理以降、森喜朗を国会で庇った人間しか、その後の総理大臣になっていないのです。石原慎太郎でさえ、オウム真理教との関わりを指摘され、国会議員を辞しましたが、行くところのない身で、森喜朗から築地市場の豊洲移転を成功させるよう条件付きで東京都知事になったようなものなのです。
結果的には安倍晋三には何回、プーチンとの面談を相当数実施して、ロシア式の統制方法を日本に取り入れさせて行きました。内閣人事局や、警察の利用方法、マスコミの統制方法などがそれでしょうね。・・・・・・みなさん、これ、よくよく、考えていただきたいんですよね。
安倍晋三さんの暗殺、この事件が国民の怒りを投影させたと見られますが、場所が奈良だけに、田布施大陸勢力に釘を刺した大化の改新などを想起しないでもありませんでした。きっとこれで、腐敗を軸とする自民党の清和会政治は、一旦、お開きとなると思います。少なくとも、清和会政治時代の反省をもとにして、一から立て直しです。
日本の新勢力、人々の心を掴む庶民的な勢力には、早々に彼らに魅入られて、平和を目指す日本が、甘い言葉に騙されて、紐付けられ、本末転倒に陥らないよう、ご注意を、見極めを、お願いしたいものです。言われた情報は良く聞いて「預かりにさせていただく。」後で、多方面に確認を取ることもやっていただきたいです。
政治家の方は、なるべく自党の鎖国状態を断ち、膠着していないで、デスクやディレクターが悪くて俎上に乗らなくても、良い見識を持ち情報を蓄積している記者やこういったジャーナリスト、または、市民の中で動く人物を重用し、個人的にコミニュケーションを取ってくださいねー。
彼らだって、自分の調査が報道されないことで善意を持て余しています。情報が生きれば、どんなに嬉しいでしょうか。「今後はハイブリットで!!」、情報の精査に頑張っていただきたいところです。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。