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横浜市長選挙と、菅総理と、ハマのドン、藤木幸夫会長の関係♪

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2021/08/07 15:46

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83日午前11時、横浜市長選挙のキーマンと言われる「ハマのドン」と呼ばれる横浜港ハーバーリゾート協会の会長、藤木幸夫氏(90)が、日本外国特派員協会のメディアイベントに招かれ、記者会見が行われました。さすがは神保さん、いいタイミングで呼んでくださいます。


『僕は港の話しか、できませんよ。僕は横浜港が大好きなんだ。どうして大好きなんだと思いますか?港の人達ほど誤解されている人たちはいないんですよ。。。』


ドンと呼ばれる人は、まずは記者達にそう笑顔で投げかけました。ハマのグランドファーザーとして、多くの労働者と共に働き、見守って来た御大の痛みを含んだ愛情が流れ出した瞬間でした。


藤木さんの会社は港湾の仕事をする人夫さんを雇用する会社です。戦後に大活躍した日活映画とも関わりがあり、多くの有名俳優が彼の会社の許可の下で横浜を背景にした映画を撮ったと言います。そして、日活と言えば、任侠映画も多かったんですね。


『地方からの人を募集すると、刺青しないと横浜では働けないと思われてたんで驚きましたよ。僕はそのイメージを払拭しようと、テレビの会社の人に相談し、寮も完備して真っ当な仕事をしていますって、人夫を募集するCMを作ったもんでした。』


この方は、神奈川選挙区の菅義偉氏の恩人で、現総理が若い頃から付き合いがあります。90歳にもなるのに滑舌、恰幅、話の面白さ、多くの人生に関わっている凄味など、どれをとっても実に見事なもので、視聴後の皆さんの心に大きな足跡を残してくれると思います。ぜひ動画を最後まで、ご覧いただければと思います。


▶︎https://youtu.be/oPd9uiI8jMM



=== 日活映画と、横浜港 ===


藤木幸夫会長は、元横浜港運協会会長として長く君臨し、末端の労働者や街の人達といつの日も共にありました。地元に大変な信用と影響力を持つ方です。港で仕事をする人間を雇用する会社を経営し、外国にも勉強に行って、世界一のクオリティとホスピタリティと評価される横浜港を作り上げた、名実共に大重鎮と言えましょう。



地元の自民党議連に於いても大きな存在感があり、ハマのドンに従う人々が重要な票田であることは勿論、今回の市長選の為に重責の閣僚職を辞して立候補する「小此木八郎」の名付け親だそうです。その父、小此木彦三郎衆議院議員の時代から強い関係を持ち、その秘書であった菅義偉と共に横浜を作り込んできました。



藤木さんは現首相にとって頭の上がらない人なのですが、それなのにカジノの話が進むから、藤木さんは怒ってしまって、カジノ反対の為に野党と組みました。小此木八郎が強固な家族ぐるみの付き合いを武器に、藤木会長の野党支持にストップを掛けようとしたのは無理のない話です。突然、候補者を立てられなくて申し訳ない、何とかカジノ反対で出させてください、と、現首相に懇願する、という顛末になりました。



築地市場移転と同じく、IR誘致は自民党に外資から大金が転がり込む無くてはならない利権の仕組み。何もかも途中まで出来ちゃっています。菅政権にとっても、自民か維新で横浜という政令指定都市を押さえておかなくてはならない理由が、何かありそうです。


おそらく菅首相がTOPになっているデジタル庁の仕事の関係か、もしくは将来の首都圏統合(道州制)に関してでしょうか。この市長選が物々しいのは随分と話題になっていますが、現与党現政権を揺るがすほどの重要な選挙であると言うことが、お分かりいただけると思います。



私は、横浜は特別自治区にしてもいいほどの、力のある街だと思っています。今は銀座・渋谷・新宿よりも活気がありますし、街並みも美しいですしね。道州制で併合されるのは勿体無いし、そんな事を言い出す人は横浜市長になって欲しくないですね。



=== 
横浜ハーバーリゾート協会 ===


藤木さんは途中まで、カジノ誘致にに賛成していた時期もありました。しかし同胞と共にカジノを学べば学ぶ程、既存で魅力の十分ある、愛する横浜の山下の地には、とても呼ぶ必要のない悪魔的な集金装置である事に気が付きます。人の魂を堕落させ、一夜にして全てを巻き上げるところです。


『自分の父や先輩方が危険を冒して汗水流し、世界一の港を作り上げてくれました。沢山の人が死んで今があるんです、そこに享楽的で人を不幸にする施設など作れない』


港への愛着を噛み締めるように、今はカジノ誘致に猛反対しています。



藤木さんが現在会長を務められている<一般社団法人横浜ハーバーリゾート協会>とは、対カジノの意思統一の為に2019年の5月に港運協会を母体として設立されたもので、横浜港の港運事業者ほぼ全て、244社が加盟する 大所帯です。IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致に反対の立場を取っており、略称はYHRと言います。


当初会長兼任から始められ、9月に林市長がカジノ受け入れに舵を切ると「港の再開発は外国や政府ではなく、我々が独自の案を有しており、試算上も十分な黒字を見通しているので土地の権利は渡さない」と発表しました。


20199月の会見の、林市長が誘致を決定した後日の会見の模様。

 https://youtu.be/HU8YDwzxfSk

ご覧のように実に力強い、宣戦布告の発信でした。具体的な再開発案として会議場・展示場などのビジネス施設や中長期滞在型ホテル、F1レース常設コース、ディズニークルーズラインの寄港誘致など。国際展示場だけで年間経済効果2兆円、2千万人の来訪者が見込めると試算しています。



カジノ計画を含むIR計画は、残虐な新自由主義施策の一環で、地元業者にお金が落ちるということは「ほぼ無い」事が特徴です。観光施設のため集客力と言いながら、外資が日本人のタンス預金を引き出して外資に回収させる仕組みであります。導入した都市は軒並み荒廃しています。


林文子市長の支持には、商工会議所が着くようです。なんとなく街が栄えるようなイメージがあるのでしょうか?けれども暮らす人々のために税金が使われる事が、今後の高齢化社会においてはとても重要な事です。藤木さんのYHR計画は、自分達で資金を集め、自分達で大きく回収できる目処が立っていますから、そちらの方が宜しいのではないでしょうか。


横浜市では既にリコール運動と住民投票の両方が行われていますので、田中康夫氏をして「市民のコンセンサスはすでに取れている。市民の総意はカジノ反対である。」という事です。藤村晃子氏によると、カジノ支持は現在22%程に下がっているとのことでした。



=== 横浜市長選、今後の支持は?===


フランス10及川健二さんが、先だってドン藤木が支持を表明した立憲民主党と共産党の推す市立大学教授の山中氏について、イソジン問題に引き続き、週間FLUSHが「過去の職場パワハラ」のスキャンダルを報じたので、今後、支持先を変更するかどうか、質問しました。


藤木氏は「友人である江田憲司に人選を任せたので、自分は人選にノータッチである。目が鋭すぎるきらいはあったので注意しておいたのだが、色々話を聞いていると良い人だと言う印象だが」と無難に返しましたが、少し落胆の色が見えました。



続いて、市民集会での藤木氏の候補者への要望『福祉の充実や横浜市の財政再建の手腕等バランスの取れた力量の持ち主』を引用し、田中康夫氏の方が、藤木氏の望む素養を持った適材ではないか?と言うところまで及川さんは質問を詰めました。




藤木さんが立憲民主党についたり、長野で利権大規模工事(ダム)を止め、オリンピック招致委員会の使途不明金や過剰接待を突き止めた、自民党の敵、田中康夫が横浜に4月に越して来た事で、保守一色だった横浜も政治の変わり目のような新しい予感に浮き立ち始めました。


ちなみに、田中氏の山下埠頭の歴史的ホテルでの会見は、ドン藤木に忠誠を誓ったものと取れます。


しかし藤木氏はこれについて返答を濁し、「けど、どうせ小此木が勝つんでしょ?八郎は私が名付け親でね、山中の後になってあんな立候補をするもんだから。その母親から毎日手紙が来るんですよ。」と、大変立場に苦慮している事を漏らしました。



司会の神保さんが最後の方で、小此木氏への支持表明か否かの白黒確認と、出身は秋田であるが選挙区が横浜である菅義偉首相への、藤木ドンによる現在の「評価」を求めました。


御大は小此木氏への支持も明言を避け、「菅義偉は世襲ではなく草履取りが総理になったと言う事で偉いと思う。下剋上者の独特のやり方が、周囲の人々から見て違和感になるのではないか?」と、フォローした上で


「新自由主義とは愚かな施策だ。自分の利益しか考えない考え方の政治家(竹中平蔵)が、勉強もしていない仲間の政治家(小泉純一郎、安倍晋三)を説得して巻き込み、病気のような政治を長引かせ、今だに尾を引いている(菅義偉)ことで日本の落日を招いている。」


と憤慨し、現政権、内閣府の仕事を叱咤されました。日本の政治のトップを叱って下さる方がおられるのは、とても有難いことです。




御大は「我々は人情長屋だったんですよ」と、港の発展と自身のリーダーシップの「元」が何であるかを心を込めて大いに語り、人としての考え方が大きく間違っている場合、今後の信用も発展も隆盛もあり得ない事を示唆しました。


また、長年の信頼関係にあった自民党議員の意識の失墜を嘆き、YHR20195月に立ち上がっていたにも関わらず、9月に住民投票を退けてカジノ誘致を決定した横浜議会、自民党議員に対して、落選運動を行う旨、堂々と告げられました。





=== 明日から選挙が始まる ===


横浜市長選挙は8月8日に告示、22日の投開票ので、史上最多の立候補かと思われましたが、辞退者が2名出てカジノ反対派の票を束ねる動きを見せています。藤村晃子さんは衆院選への振替という事で、太田正孝氏に自分の支持票を集めます。郷原弁護士は、小此木氏と山中氏両氏の周辺を調査検証し、落選運動をするそうです。



小此木氏は地元の事情と名付け親の想いを鑑み、カジノ誘致しない約束で出馬しますが、様々な利権関係で外国と約束を結んだ自民党がコレを簡単に放棄できるかどうかは未明ですよね。


元々自民党員でもあり、小此木家と絆の強い藤木氏は、当初、江田憲司の審美眼を信じて野党の候補を支援すると言っていたものを、このような状況に変わってさすがに躊躇し、田中康夫氏の名前も少し出してお茶を濁したりしています。




『カジノなんて小さな問題だ、肝心なのは横浜の行政そのものなんだから』と仰ったり、『自分は横浜への誘致が嫌なのであってカジノ自体に反対しているわけではないから、自民党を完全拒否しているわけではない。確実に横浜を避けてくれるなら構わないよ』という表現になさっています。




『横浜カジノに人生を賭けちゃっている人が国内外に一杯いて、此処で下手な発言は出来ませんよ。』




『毎日、一体誰が良いんですかって聞かれますけれども、私はもう90だ。横浜の行く末は、今の横浜の人()が決めたらいいよね。』



『利権政治家は既成事実を先に作っていこうとする汚いやり方なんだ。誰が市長になろうと私の横浜港にはカジノは作らせない。作りおったら私は切腹して見せますよ。』



ヒントはあっても支持先を『断言』することは無かったのかな?と考えるのが妥当なようです。




=== 人間魚雷を期待する ===


蛇足かもしれませんが、会見の最後に、偶然なのか比喩なのか、藤木さんの話は、意味ありげな話の途中で終了になったんです。



ー 横浜は戦中、魚雷を作ってたんですよ。一人乗りの魚雷をです ー



私は、築地市場を葬った小池百合子が、副知事達に勝てず会議場で涙した事を思い出しています。外資とそれぞれに言えない事をして組んだ利権構造は、とても厄介です。それでも横浜と日本の将来のために正しい選択をしなくてはならないのですよ。


実は横浜におけるカジノ事業は、米英の企業ではなく、中国企業がリーチしている様なのですね。みなさん、ご存知でしたか?


その前段、中国のファーウェイが菅総理と小此木氏と林市長の手を通り、研究所を横浜市に置いています。これは政府系から締め出された企業のはずなのにおかしくないだろうか、市の助成金が使われていないだろうか?という声が藤村晃子氏から上がっていたのです。



IT
ビジネスアナリストの深田萌絵さんの解説に、ファーウェイは中共からスパイ活動を公認された企業なのだとありました。 (https://youtu.be/sSGqv_T9BSg)


横浜のカジノが中国企業であることも、図解に詳しく人物名まで書き込まれたものを講演会で見せていただきました。この2つの事と菅政権、一つのシナリオの上かな?という危惧も生まれます。



新自由主義という植民地主義は、超管理監視社会を標榜しています。菅さんがTOPに君臨するデジタル庁の目的の一つにそれがあれば、そこの中枢部に、中共の所有する会社の技術が使われる可能性が全くないとは言えません。英露の世界政府構想は、中国に日本を共産化させる事を40年以上前から予定しています。



横浜は首都圏にある政令指定都市として莫大な予算を持ちます。市民の税金からファーウェイに補助金を出してしまっているとするならば、日本の中国併合の突破口となる場所として狙われている見込みが強いのではないか?と思っちゃいますよね‼️


中共のスパイ企業と知りながらわざわざ誘致したとしたら、菅首相や小此木氏、日本維新の会、自民党上層部は、間違いなく中共の共犯者(バックドア)となってしまうわけです。



菅政権のワクチン施策を見ていると、人が監視される植民地へ!と敷かれたレールを承知して、全てその指針で政治を行なっている可能性すらあります。


公安を束ねていた小此木氏が市長になれば、ファーウェイの経緯など全てを隠蔽し、証人を押さえ込んだまま、超管理監視社会になだれ込もうとしているという仮説も成り立ちます。



すると日本にとっても、考えうる限り最悪の事態が予測されます。



ですから藤木氏は命を張る覚悟を表し、横浜市長になる者は、自分が人間魚雷になるくらいの覚悟が必要であると言っているように(天然で)感じたのでした。



一方で、憧れの横浜には、音楽の隆盛に見られるように、いつまでも気持ち豊かな街でいて欲しいと願わずにいられません。


ですから、胆力と豊かな感性を兼ね備えていると思われる田中康夫氏に、一縷の希望を託したいと思います。

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