泉健太代表&鈴木庸介議員 雑司ヶ谷弦巻商店街へ物価高ヒアリング
雑司ヶ谷というと、辻仁成かなんかの小説で舞台だった様な・・・
みなさんはこの駅、降りたことがありますか?
たまーに来るといえば、公的な文化館のようなところに、昔、チェチェン戦争を取材してモスクワに数年間滞在された、ジャーナリストの林克明氏の勉強会、「草の実アカデミー」に来るくらいなんですが。副都心線を使ってですね、以外と遠くないんです。地味な街なのですが、しばらく歩くと、田端に通じる大きな商店街に出て行くんだったと思います。
11月5日の土曜日、午前11時30分から、物価高の実際の被害をヒアリングすべく、立憲民主党の泉代表が、雑司ヶ谷弦巻商友会に訪れることになった旨、取材人向けスケジュールが転送されてきました。13時からぶら下がり取材もあるとのことで、空振りにはならないだろうから、行く甲斐があるかも、と、やって来たのです。( ちなみに転送してくれる主は、ご自分は来ないことが大半です。)
今回は駅の出口でいうと、いつもと反対側ということ。都営線の駅を出てみると、工事中の道路の向こうに、酉の市の看板を掲げた大島神社、という大きな鳥居がありました。早く着いたのだけど、工事中だけあって、そちら側に行く事は困難に見えました。でも、酉の市は、商売繁盛のために、商人が宝船付きの熊手を買ったりするので、大きなお金が動く、胸騒ぎ満載のお祭りです。その鳥居の真向かいくらいに商店街の入り口があるみたいです。
と、、、いう事は??参道という事なんでしょうか。 門前町みたいなもの?
商店街入り口のアーケードなどはありません。てくてくテクテク行っても、お店は見えて来ません。大きなカフェが一つ、、、またしばらくお店がありません。 弦巻(つるまき)って地名は、世田谷にもあるので、不思議な感じがします。弦巻川という小川が元々はあって、弦巻商店街は暗梁の上にあったのだそうです。
あった・・・・。(過去形)
今は、、、商店街とはいえないほど、商店も疎らとなってしまいました。大島神社への参道でもあり、ますから、歩行者天国を敷くほど、大変、賑わっていた商店街なのだそうですけれども。
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前日金曜日の泉代表の会見で、クミチャンネルは2番目の質問に
「与党の経済対策を変えていけそうですか?」と尋ねたのですが、
「与党の経済政策を変える事は、実際はとても難しいものです。あらゆることをやって来ました。今までも。。。しかし、実際は難しい。今回は野党第2党と組んで、その部分はちょっと反応があったという程度なんです。」
と、ちょっと泉さんにしては珍しい、絶望気味の発言が返ってきていたので、筆者もちょっとLowになっていたのでした。
じゃあ、まだまだ元気な参政党が、土曜日に三軒茶屋に街宣に出るというので、昼はそこに行って、メンバーの人とおしゃべりしながらお昼でも食べようかと思っていたのですが(近所なので)
↑現在、参政党は人々が集まり、顔を合わせやすいように、一県に3支部ほどこさえています。ワクチンやマスク嫌だなと思って、イベントや街宣の場に行ってみる。友達ができれば、もうほぼ、入党の流れになれますでしょうね。
まあ、何にせよ、泉代表、商店街に物価高への悲鳴を聞きに
足で歩いて廻るんだと言うのですからね。
政府が予算案を固める前にですよ。
これ、今回は選挙前ではないですからね。これが大事です。
良い事をされるので、このスケジュールを見て、私も予定を変える事にしたのです。
(高崎に行くよりだいぶ楽ですし。
そして、この日の行動は、国民の悲鳴を与党に知らせる強いアピールになるかもしれません。
ウクライナの時もそうでしたが、先ずは行動して人々の注意を惹きつけるのです。
「とにかく自分に出来る事はなんでもやってみよう」とばかりに、急に決まったのかしらん??
もしや、不甲斐ない回答をしてしまったことを悔やんでのことなのか・・・・。
あっかるーい泉代表の到着です。もちろん、黒塗りの車でお見えでした。
この後新幹線で京都へ帰るそうです。
お供するは、国会議員でも豊島区や練馬区の辺りが選挙区になっている、
渡辺てる子さんを立憲の区議会議員に擁立してくださった、
そしてウクライナに行って、与党とマスコミに怒られた
鈴木庸介衆議院議員(元NHK記者、コロンビア大学院出身)
そして、鈴木議員が懇意にしている無所属豊島区議会議員の和賀井哲代さん、
と言う女性議員でした。
何でも、泉さんに応援演説をしてもらったことがあるらしいんですよ。
れいわの塚田議員の知り合いでもあります。
今日は、彼女の経営するデイケアサービスを拠点に、
あらかじめ予約したお店を順番に回って、色々とお尋ねして歩くのです。
彼女は大変、気っ風の良い江戸前の女性で、商友会の方々に、
自治体議員として、とても頼りにされていました。
鈴木庸介さんのポスターはほとんど全てこの人が、この街に貼っています。
スポーツウェアの彼女は、「私は鈴木庸介の姉です」と自己紹介。本気にしてしまいました。
最初は小さなパン屋さんから🎶 「ごめんくださーい、こんにちはー」
小麦価格、ヤバいですからねー。
世界の供給量も大幅に変わり、パン屋さんは、これからどうなってしまうのか。
ゆくゆく国内産への切り替えって、すぐにはできて来ないでしょうし。
「僕はね、こういう街の気取りけない手作りのパン屋さんが大好きなの」
「どうですか、価格転嫁できますか?」
・・・・・値上げは出来ても10円位しかできないそうです。
町の人たちとの付き合いもあるし、先ずはご自身の生活感覚がありますよね。
ヒカリエとか行くと、デニッシュの調理パンは今、400円台だったりしますが、
買うわけがないでしょう!!
買う方は目の玉がもげそうです、ホントに・・・・。
こんな優しい世界が、ずっとずっと、続いてくれればいいのに・・・。
けれど、実際は、風前の灯なのです。
この方々は、インボイス制度という悪政がご自分の身に降りかかることさえ、
まだ知らないのです。
ひどいよ!! 政府はひどいよ!! ひどいよーーーーー!!
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私も実は、前日、三軒茶屋の洋品店で衣料品を買おうとして、
まさに30%の値上げを目の当たりにして来ました。
目を疑い、こすって見ましたが、品物の値段は680円程度だったものが1100円に。
すっかり、桁が違っていたのでした。
食料品の方もジリジリ来ています。
少しづつ値上げしているのは気がついてカゴに入れて行くのですが、
せいぜい3千円強かと思った合計値は、レジに来てみると4千円を超えていました。
ゾッとします。この後、生きていけるのでしょうか??
次は、懐かしい、せりだし型の常温食品店。
小さい頃は、「くーだーさーい」と言ってお使いに行ったっけ。
下北沢にもまだあったかな・・・。
奥さん、物価高で仕入れ、大変でしょう?どうです?値上げできますか?
え・・・・?
値上げしたらみんな、遠くのスーパーに行っちゃいますよ。
仕入れ値は上がってますから、困りますよねえ。。。
「お店の人が、かぶる事になっちゃうんですね!優しいから!」
「目の前にマンション建ててるのかな?お客さん、増えるかも!ですか?」
・・・残念ながら、賄い付の、学生寮なんだそうで・・・。
うおーーーー。
物価高って、残酷ーーーーー。
そのような、物価高に震える同じ気持ちを持った購買者をお迎えするお店の方だって、
仕入れも生活も、圧迫されている状態で「気持ちが分かっちゃう」。
だから十分な値上げなど、とてもではないけど、できないのですよ。
ウクライナ戦争が始まってすぐに、泉代表の危機感はそこに思い及んだのに、
岸田さんや自民党の国会議員には、いまだに「ピンと来ない」らしいんですよねー。
鈍感さ、MAX。
どうしてくれようか💢
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次は寿司屋さん。おお‼️ランチ1000円握りあるよ‼️
普段は、スーパーの握りしか有り付けない。 後で、食べに来ちゃおうかな・・・。
どうやら、伝統あるお店さんみたいですねー‼️これは素晴らしい!
見てくださいよ!!いい飴色になった、掛け看板。全ての文字の上に、魚河岸のマークがあります。築地の仲卸がこれだけなを連ねた木の看板は、ここのご主人が、人を見る仲卸に心意気を買われた大将だった事を表しています。
残念ながら築地市場の話をする時間はなかったのですが、感動です。。。
お店の中にはまた、大きな酉の市の熊手が飾ってありました。60周年とありました。
女将さんは、既に亡くなられたご主人のお話や、原価の値上げの話、
これまでも努力に努力を重ねて来た話を、丹念にされました。
「後で、食べに来させていただきますんで!」:鈴木
アメリカのアメフト選手のようにデカイ、鈴木庸介議員ですが、腰が低いのなんのって‼️
実はこれより更に、膝を曲げてかがんでいたんですよ!!
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次は・・・、おおっ!! これはすごい!!
三軒茶屋の、太子堂の奥にも、実はあったりするんですがね。昭和のアイロン使い・・・。
絵になりますね!!50年代のアメリカ映画に出て来そうです。
中で何を話しているのか、全然、聞こえないのですが、電気代の話みたいですかね・・・。
CDの山を見て、微笑んでいる泉代表ですが、まるでバスの窓から顔を出す男の子のようです。
あ、わかりますよ!!こういう心意気!!
損を覚悟で使命としてやるって意味なのよね。
(クミチャンの場合、歌もこれだったし、記事を書くのもコレですからね)
※両脇に写っているのは、両方ともSPさんです。
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次は、お肉屋さんに来ました。
やっぱり、お肉屋さんで買うお肉は、美味しいですよね。
私の実家では、すき焼きの日や、お客様をおもてなしする時は、
遠くても信用あるお肉屋さんに買いに行きます。
雑司ヶ谷は、池袋からほど近い街なのですが、地方の一都市の風景と変わりません。
お肉屋さんは、結構深刻でした。
円安が続き、輸入食材や、輸入原料の食材は大きく値上げになっています。
皆さんに美味しいお肉を食べて欲しいのに、本当に価格設定が難しいと。
グラムで値段がついていますから、内容量の誤魔化しも効きません。
ここでも、酉の市の熊手が目を引きます。綺麗なお肉が並んでいます。
お肉屋さんといえば、コロッケを良く売っていますよね。
マッシュポテトに混ぜる挽き肉の量を減らす事に心を痛めたりしていますし、
大きな缶で買う揚げ油は、倍以上の値段になってしまったそうなのです。
先代・・・亡くなったお父さんに、「どうしたらいいだろうか」と、
何度も心の中で、尋ねるそうなんですね。
この上、インボイス制度なんて、冗談じゃありませんよ!!!
こういった個人経営店は、消費税増税から、ずっと泣いて来ているんです。
日本の消費税は、実質が第二法人税とも言われています。
沖縄ではこういった店主や農家が先の消費税の増税で300人ほど自殺しているんですよ。
真面目に考えて欲しいです!!! 私利私欲で政治をしている与党連中。
他の国の顔色、見てる場合かっての!!
大企業の基礎は個人営業者や中小企業。
手足が壊死したジャイアンに一体何が出来るの?
馬鹿な制度は、すぐに止めればいいのにね。
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次は、小倉屋さんというお煎餅屋さんです。有名なところみたいですよ!!
参道・・・門前町だったからでしょうね。手焼きのおせんべいですって。
路地を入ったところに、工場があるという事で。
ほら。作業場はここです。
ご自身の選挙区も京都なので、こういったお菓子の町工場などは、よく巡っていらっしゃるのか、声の掛け方がとても上手です、泉さん。
ここにも大きな熊手が。
小倉屋さんという屋号に殊更、関心を寄せる泉さんです。
なんでも京都で?同じ名前の?お煎餅屋さんがあるのかな?
ありがたい雰囲気ですねー。薄利で伝統を守っていらっしゃる。
この商店街の保存会の会長でもある?ご主人と長話。
しかしせめて、人情味のある笑顔に救われますねー。
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次は、理容店としてはこちらも60年という、カットスタジオへ。
サーファーにも見える、今のご主人が店を継いだのは25年前。
そして15年前に、この店を思うようなインテリアに改装したのだそうです。
子供に、カッコイイ仕事してるって思われたいと、そうおっしゃっていました。
子供育てて、学校にやるのも、本当に大変になっています。
育児費用のお話。
親ってすごい。ありがたいですよねー。
すかさず、立憲の子供政策をお話しする泉代表。
それでも、輸入品の薬品などは値上がりしているでしょうねー。
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なんとなく、外で和む、記者さんたち。
休日でも、担当記者としては出動です。
中には、土日の地方行脚にも全部付いていく記者さんも。
若いとはいえ頭が下がりますね。
このお父さんは、泉さんの知り合いのような感じで、待たれていた方です。
ううーん。。。イイな。。。
所帯を持っていない自分が、恥ずかしいこの頃です。
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最後はなぜか、司法書士事務所です。
物価高、関係あります???
不動産取引などで、色々なことが起こっていることが、わかるのかも。
街に開かれた司法事務所って感じで、とてもイイですね。
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そして、デイサービスセンターの前に戻って来ました。
たくさんの録音マイクが置かれ、ぶら下がり会見です。
途端に、笑顔を引っ込めて、厳しい表情に変わる泉代表。
私はすぐに手を上げ続けましたが、
記者クラブからの質問がもっと欲しいとのことで
関田さんは、しばらく私の挙手を据え置いていました。
そのため、と言ってもいいのですが、
この商店街の練り歩きに関する質問は最初の方だけで、
すぐに時事問題や、政局の質問に移りました。
寺田大臣の引責の話、そして不信任案決議の可能性。
不信任案決議は毎回、マスコミが要求するようなものです。
そういうものなんでしょう。
そういうものなんでしょうが、私はそれがとても残酷に映りました。
もっと、記者さんに、この街の人々のことを心配して欲しい。
今日、目にしたこと、耳にしたことについて、質問して欲しい。
そのうち、朝日新聞の鬼原さんが
「予算の組み替え動議はご検討なさいますか?」と聞いてくれました。
前日と違って、泉代表はうなづいて
「やはり、必要なのは現金給付だ!」と言いました。
それが救いでしたが、
しかし、だんだん、怒りや哀しみがこみ上げて来ました。
やっと私の番になり、
「消えゆく商店街」の皆さんが、インボイスの抑圧を受けること」、について質問。
代表は、
「ここの方々においては、それすら知らされていない方も多くいた」と。
続いて、
「価格転嫁ができないばかりか、娘や息子に手伝わせることすらできない」
「そのお給料さえ、今も、出すことができないでいる」
失われた20年、公明党が自民党に取り憑き、選民制度を敷き、
イノセントな人々を差し置き続けた20年、政治が、人々の善意に甘え続けた20年。
30%の物価上昇に対し、政府がしてくれるのは、電気代ガス代の1.2%分を補うこと。
しかも、プロパンガスが抜けてます。全世帯の半分はプロパンガスなのにね。
そして、給付金は、妊婦への補助のみです。
あとは投資案件でしたよね。
商店街は顧みてもらえない。救われないです。
次に、泉代表に向けて、
「このように(消費税UPで苦しめられて来た)お困りの方々をどう助けますか」と伺うと
代表は今は、党で決められた公約以外は、おいそれと勝手なことが言えません。
「18歳未満の子供を持つ世帯への一律10万円給付や、
年収200万円以下の人々への5万円給付、この経済政策を推していく」
公約をそのまま、泉代表は誦じました。
・・・・・今の商店街の皆さんは年収200万円以下ではないだろう
・・・・・カットスタジオの男性を除き、小さい、若いお子さんがいるとは特に聞いていない。殆どが親の暮らしも支えている息子さん、と言ったところです。
・・・・・・仕入れ代の高騰を補ってくれる給付では、最初からありません。野党も口ばかりで、物価高対策に本気の施策が見当たりません。
自分の心の中で、首が左右にブンブンと振れました。
普段は泉健太代表の全面的な味方ですけれども
その公約の不甲斐なさに気がついて、泣きたくなりました。
(( そんな金額では間に合わない ))
(( 200万以下世帯だけが切羽詰まっているのではない。
全ての家庭に、毎月5万円、支給しないと無理だろ ))
枝野さんの消費税発言の件もあり、泉代表が、
「公約を超えた勝手なことを言わないように」と気をつけていることは、
私にもなんとなくわかりました。
それでも、その公約に、商店街の人を救う数字は無いです。
泉代表が黒塗りの車に乗り込むまでも、自分は眉間にシワを寄せていました。
そして、泉代表が見えなくなるのと同時に、
その場に残った鈴木庸介議員に腕を掴む勢いで詰め寄り、
「そんなんじゃ、足りません!!」と叫んでいました。
毎月、五万円要りますよ!!
それ以外に、どうやって、あの人たちを助けることができるって言うんですか!!